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戸次道雪イラストコンテスト

2014/3/4

気がつけば特別展「誾千代姫伝説と立花家記」から早一年。

そのプレイベントとして行ったのが「第1回イラストコンテスト」でした。
テーマは「わたしの誾千代姫」。
初めてのことばかりで、試行錯誤しながらの開催でしたが
たくさんの方にご参加いただき、来賓を招いての表彰式も行いました。

そのとき「次のテーマは…今年生誕500年だという、ぎょろ目のあの人かなぁ、と思っていてください。」
と言っていたのですが……まさか実現するとは。

「近世大名立花家初代・戸次道雪 生誕500年記念 第2回イラストコンテスト」

ぬりえの部・イラストの部の2部門とし、イラストの部のテーマは「戸次道雪と九州戦国絵巻」と設定。
昨年秋から冬にかけて開催しました。

 

前回は、まだまだ知名度の低い誾千代がテーマとはいえ
お姫さまの絵だったので、ぬりえも楽しかったのではないかと思います。
しかし今回は坊主頭で怖い顔のおじさん。

 

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この絵ができあがったときには、あまりのぬりえ感の無さにスタッフ一同大笑いしました。
でもこれが道雪なんだから仕方ないもんね、と開き直り、ぬりえ台紙として配布。
果たして子供たちは、このなんだかよくわからない絵を、楽しく塗ることができるのか。
顔も怖ければ、服もなじみのないものだし。

そんなこんなで、応募作品数が若干不安なぬりえではありましたが
応募期間に特別展「戦国武将の誇りと祈り-九州の覇権のゆくえ-」開催中だった九州歴史資料館や
戸次道雪のふるさと・豊後大野市で活動されている、道雪の里・絆ネットワークのみなさまのご協力により
100点を超える作品が集まりました。

 

一方イラストの部は、公式サイトの応募要項にあった
「皆さまの心のなかで、一番輝いている道雪の姿」
の文言に悩んだ方もいらした模様。
ですが、前回よりは少ないものの、戦っている姿、家族と一緒にくつろいでいる姿など
みなさん思い思いの「輝いている道雪」が、全国から届きました。

 

さて作品の審査についてですが
前回同様、史料室スタッフは、応募者の情報(居住地・年齢・性別など)を把握しているため
審査にあたるにはふさわしくないという理由から、審査には参加しておりません。

イラストの部の審査は以下のように行いました。
御花賞・立花家史料館賞は、史料室スタッフ以外の御花スタッフによる投票。
豊後大野市観光協会賞、道雪の里・絆ネットワーク賞の審査は、それぞれの代表者にお願いいたしました。

またぬりえの部の審査は、三柱神社の宮司さんにお願いいたしました。

 

御花賞は「柳川藩主立花邸 御花」ペア宿泊券(2食付)

立花家史料館賞は「柳川藩主立花邸 御花」お食事券1万円分&ミュージアムグッズ

 

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国指定名勝内でのおいしい食事と、くつろぎの時間をお楽しみください。

 

豊後大野市観光協会賞は、豊後大野市特産品詰め合わせ

 

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ジャムやみそ、うどんなどおいしそうなものばかりです。

 

道雪の里・絆ネットワーク賞は、平成25年産米「豊後国大野荘米」

 

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おおのしょ旨い。
予定では5kgでしたが、都合により6kgとなりました。
パッケージデザインにご注目。

 

さらに九州歴史資料館からご提供いただいた
特別展「戦国武将の誇りと祈り-九州の覇権のゆくえ-」図録を
九州歴史資料館賞の皆様にお送りいたしました。

 

応募全作品は、ただいま立花家史料館の入館無料エリアでご紹介しています。
ぬりえの部は、外のアーケード部分に。

 

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イラストの部は、史料館出口付近に。

 

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「柳川の雛祭りさげもんめぐり」とあわせて、ぜひお楽しみください。
期間は4月13日まで。

 

余談ですが、あのぬりえの道雪が、実は結構お気に入りの私たち史料室スタッフは
こんなものを作ってみました。

 

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「戸次道雪ってどんな人?」Tシャツ。

裏はこれ。

 

 

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「戸次道雪ってこんな人」

作品展の展示作業にはこれを着よう、と思っていたのですが
さすがに2月の外作業にTシャツは無謀。やむなく断念しました。
4月の撤収作業時には着ているかもしれません。

 

 

果たして第3回イラストコンテストは開催されるのか。
あるとすれば、きっとテーマは満を持して……

気になる方は、立花家史料館公式サイトを時々のぞいてみてください。

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リニューアル! 料亭「集景亭」ダイニング編

2014/2/7

リニューアル!売店(お花小路)編からのつづきです。

今回の改装工事に伴い、これまでのレストラン「集景亭」が
料亭「集景亭」ダイニングに生まれ変わりました。
料亭のおもてなしを気軽に愉しんでいただきたい、という思いから生まれたお食事処です。

史料室スタッフおよび財団スタッフは
本日11時のグランドオープン直後に、早速足を運びました。

 

場所は松濤館一階。
エントランスから入って真っ直ぐいった突き当たり。

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こちらが料亭「集景亭」の入口です。
「集景亭」の文字は、15代当主の娘にして16代当主夫人・文子の手によるもの。

暖簾をくぐると左手は

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こんな感じです。
以前の様子をご存知の方には驚きの光景でしょう。

 

そして右手には料亭「集景亭」[個室]が並びます。

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個室のお部屋は、明治時代、伯爵とその家族が居室としていた部屋をそのまま使っています。
松濤園の眺めもよく、伯爵家の雰囲気を味わいながら、ゆっくりとお食事をお楽しみいただけます。

 

今回は、暖簾をくぐって真っ直ぐ進んだダイニングで食事です。

 

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左手にちらっと見えているのは待合室。
さらに奥に進みましょう。

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和モダンな空間に迎えられました。
ガラス越しの景色は東庭園。

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格子戸の向こうは、12名様まで対応の個室風。
中の様子は…

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ちょっとしたパーティによさそうです。

 

壁には立花家に伝わる古写真が各所に。

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建設後まもない頃の西洋館の内部や

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かつてこの地に暮らした立花家の人々の様子が窺えます。

 

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今の季節、窓の外には梅の花が望めます。

外は雨。
窓際の席はちょっと肌寒いかな。
そんなときのために膝掛けをご用意しました。

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ふわふわでほかほか。
これで心置きなくお食事を楽しめることでしょう。

 

さて今回注文したのは新メニューの「ステーキセイロ」。
ウナギではなく牛ステーキのせいろ蒸し。
(蒸しに時間がかかるので、事前のご予約がおすすめです)

それがこちら

 

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せいろ蒸しと吸物、漬物、そしてわさび。

 

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せいろにはソースのかかった国産牛ステーキの他に、錦糸卵と貝割れ大根。
ご飯はもちろん味付(ウナギのせいろ蒸しとは違う味)。
ご飯とお肉の間にはタマネギ。

蒸したことで、お肉の旨味がご飯に染みて、なんとも美味しい。
お肉とわさびのコンビネーションもばっちりです。
これは新名物になりそうな予感。

 

さて、料亭「集景亭」ダイニングのメニューを見ると
「(ぼたもち付き)」と書いてあるものがたくさんあります。
このぼたもちは、デザートとしてお食事の最後にお楽しみいただくものです。
なぜぼたもちなのか。

柳川藩初代藩主・立花宗茂の正室である誾千代は、7歳にして立花山城の城督となった人物です。
この誾千代が波瀾万丈の人生を終えた地、熊本県玉名郡長洲町には供養塔があり
塔の形状から「ぼたもちさん」の愛称で親しまれています。

ぼたもちさん

ぼたもちさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デザートのぼたもちは、ぼたもちさんにちなんだ「歴史に親しむデザート」なのです。

歴史に親しむぼたもちは、食後でも安心の一口サイズ。

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左は抹茶餡。
あんこと桜の塩漬けが絶妙にマッチング。
お食事を締めくくるにふさわしいデザートです。

ただしこのぼたもちは、ステーキセイロにはついていませんのでご注意を。

 

リニューアルで以前のレストラン「集景亭」から一新した、料亭「集景亭」ダイニング。
窓から望む東庭園やお料理で、四季の移ろいを感じながら
落ち着いた空間で、ゆったりとしたひとときをお過ごしいただけます。

 

女将は

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遠方のお客様にも、お近くにお住まいのお客様にも
たくさんの方々に料亭「集景亭」ダイニングを体感していただきたいです

と、申しておりました。
(美人女将は恥ずかしがり屋なので、代わりに名刺に登場してもらいました)

 

なお本日から2月9日までにお食事をされたお客様には
お一人様一枚ずつ、1,000円のお食事券を差し上げています。

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4月25日までのディナータイムにご利用いただけます。
詳しくはスタッフにお尋ねください。

 

最後に今回のブログのスポンサーは館長でした。
ごちそうさまでした。

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リニューアル! 売店(お花小路)編

2014/2/7

御花売店(お花小路)および料亭「集景亭」の工事期間中は
みなさまにご不便・ご迷惑をおかけしました。

おかげさまをもちまして、本日無事にリニューアルオープンいたしました。

約1ヶ月の大工事を経て、新しくなった御花売店(お花小路)がこちら。

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ガラス面が広くなり、明るい雰囲気になりました。
店内の様子もよく見えます。
(工事前の写真を撮っておくんだったと、今さらながら後悔)

 

今朝のオープン時には、オープニング記念イベントが開催されました。

 

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バルーンリリースのため、風船を手に待機する人々。
あいにくのお天気でしたので、屋根の下でその時を待ちます。

 

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さあいよいよバルーンをリリースします。

 

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司会者の合図で、風船が一斉に空へ。
しかし今朝は風が強かったので…

 

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いろとりどりの風船は、あっという間に南西の空へと飛び去って行きました。

 

なにはともあれ、無事オープンです。

 

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あたたかい雰囲気の店内。
なんだか以前より広くなったような気がします。

それでは、リニューアルした売店(お花小路)のおすすめ商品を、いくつかご紹介しましょう。

 

まずはこちら。

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店の中央扉入ってすぐのところには
オリジナル商品・限定商品が並んでいます。

立花家15代当主・立花鑑徳伯爵が開墾したみかん園「橘香園」。
そこで育った温州みかんを使った100%ジュース「蜜柑搾り」。
シュワッとさわやかほんのりみかん味の「西洋炭酸水」は
お風呂上がりにぴったり。
そして今回初登場の「贅沢漬」。
普段は別々にしか味わえない海茸とタイラギの粕漬けが両方とも入った、なんとも贅沢な商品です。

 

 

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こちらは大川市にある庄分酢の「ビネガーサイダー」。
福岡県朝倉産の柿で作った柿酢、熊本県産の有機トマトで作ったトマト酢
福岡産のあまおうで作った苺酢の3種類のサイダーがあります。

 

 

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「うなぎの骨」
柳川名物・うなぎのせいろ蒸しに使われたウナギの骨を、かりかりに揚げたものです。
御花謹製「うなぎの骨」は、ひとつひとつ丁寧に手洗いしてあるので臭みがなく
少し塩気があり、お酒のおつまみにぴったり。
ただし製造は不定期ですので、品切れの場合もございます。
見かけたときには、ぜひ買っておきましょう。

 

 

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いまや全国的に有名な高橋商店のゆずすこ
お花小路では、そのゆずすこのアイスがお求めいただけます。
スタッフに味の感想を聞いてみたところ、「おとなの味」とのことでした。
おとなのみなさん、ぜひお試しください。

 

 

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諏訪原寛幸さんのイラストをパッケージとしたお菓子もあります。
金鍔・お餅・パイの3種類。
お菓子をおいしくいただいた後、パッケージは飾りましょう。

 

 

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特産の「柳川まり」は、種類がたくさん。
数ある中からお気に入りを見つけるのも、また楽し。
もうすぐひな祭りの季節ですので、おひな様やさげもんも多数取りそろえております。

 

 

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ミュージアムショップのコーナーには
図録や書籍類、絵はがき、金甲ストラップなどがございます。
今回、絵はがきの種類を増やしました。
今後も商品をもっと充実させていく予定ですので、お楽しみに。

 

ほかにも、まだまだたくさんの商品が、みなさまのお越しをお待ち申し上げております。
観光のお客様は、旅行のお土産に
柳川にお住まいの方は、あの人へのギフト選びに
ぜひ柳川藩主立花邸 御花 売店(お花小路)をご利用ください。

 

なお2月8日、9日は各日先着50名様に、「オリジナルハンカチ」をプレゼントいたします。
このハンカチは柳川藩12代藩主・鑑寬の正室、純姫所用の小袖をモチーフにした
大判のハンカチです。

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膝掛けやミニスカーフにも使えます。

 

以上、リニューアルした売店のご紹介でした。
このあと、リニューアル!料亭「集景亭」ダイニング編につづきます。

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大復活!素敵館長室ビフォーアフター

2013/12/26

財団法人立花財団が発足して早二十日余り。
立花家史料館にはいろいろな変化がありました。

運営組織の移行(一番大きい変化)
公式サイトリニューアル(ちょこっと)
友の会発足(会員募集中)
史料室にコピー機導入(うれしい)

そして館長室の復活!

 

実は現在の史料館の建物が出来たときから「館長室」はありました。
しかしいつしか「館長室」はその役割を変え、スタッフの控え室として使われていたのです。

このたびの財団発足と同時に、館長室が本来の形に復活することとなり
師走の第3週、4日間かけて工事が行われました。

 

これまでスタッフ控え室兼物置として使われていたこの部屋。

 

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寒々とした雰囲気が漂っています。
別の角度から見てみましょう。

 

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壁紙が大変なことに…

それが、なんということでしょう。

 

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素敵な館長室へと大変身を遂げました。
コーディネーターさんが、(室長改め)館長のイメージで決めたというカーテンが
堅さの中にもエレガントさの感じられる空間を演出。

 

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応接セットも入りました。
これでいつでもお客様をお迎えできます。

 

さらにもうひとつ変化が。
館長室脇は、以前はただの「スペース」でした。

 

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それが、なんということでしょう。

 

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売店とは新しい壁で仕切られ、デスクとチェアが置かれ
「財団総務の仕事スペース」に見事変わりました。
これで財団に関する諸々のお仕事もはかどることでしょう。

 

新しい館長室ができ、そして世間はクリスマス。
ということで…

 

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クリスマスツリーを飾ってみました。
素敵なお部屋に素敵なツリー。

気分の盛り上がった我々スタッフは
館長室完成とかクリスマスとか誕生日とかいろんなことおめでとう
という意味を込めて、くす玉を割ることにしました。

 

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こちらのくす玉は、館長がネスレで購入。
中にお菓子が入っています。
さぁ、割りましょう。ぱちぱちぱち

 

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あれ、ひもが切れてしまいました。
えーい、手で開けてしまえ。

 

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無事に割れました。
「おめでとう」の文字と連なるお菓子。

 

今後この素敵空間は
館長の仕事部屋、そして応接室として、大いに活躍してくれることでしょう。

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戦国武将ライダー

2013/11/29

この10月から始まった、新しい仮面ライダーシリーズ「仮面ライダー鎧武(ガイム)」。
ご覧になったでしょうか。

戦国武将とフルーツがモチーフとなった、斬新なデザインのライダーです。
主人公の兜は明らかに東北の独眼竜がモチーフと思われます。
そしてフルーツは、オレンジ、バナナ、メロン、ブドウ、そしてドリアンなどなど。
それらが頭上から降ってくる変身シーンは必見です。
特にバナナが。

お子様に大人気の仮面ライダーに、戦国武将の甲冑が採用されたことから
もしや子どもたちの間で甲冑人気が巻き起こるのでは(錠前の方が人気ありそうだけど)。
そんな淡い期待を胸に、天下の仮面ライダーに便乗するべく
立花家史料館でも新しい戦国武将ライダーを考案してみました。

 

   仮面ライダーソーモ

 

変身前の姿

 

[あらすじ]
高橋家の長男である主人公は、父の同僚である戸次家の養子となる。

立派な青年に成長し戦乱の世に身を投じた主人公は
ひょんなことから仮面ライダーソーモに変身してしまう。
二人の父を失いながらも、ソーモとして活躍を続ける主人公。
やがて権力者に認められ、大きな町を統治する立場となったが
天下分け目のライダー合戦に負け、町を追われてしまう。
流浪の日々を送る主人公に、果たして明るい未来はくるのか。

回を追うごとに主人公の名前が変わっていくところも、見どころのひとつ。

 

[名前の由来]
「ソーモ」の名は、主人公の最後の名前「立斎宗茂(りっさいそうも)」から付けられた。

 

立斎宗茂時代の花押

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[鎧と兜]

「ムーンリングアームズ」

 

鉄皺革包月輪文最上胴具足

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公が「統虎」「宗虎」「正成」と名乗っていた頃の装備。
月の輪を表した胸の赤いリングは、友達の加藤君のと似てる。

 

「ブッダボディアームズ」

 

伊予札縫延栗色革包仏丸胴具足

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公が「親成」「政高」「尚政」と名乗っていた頃の装備。
ソーモはブッダボディアームズに変身して、天下分け目のライダー合戦を戦ったが
味方側が負け、町を追い出されることになった。

 

[武器]

「ナガミツソード」

剣 銘 長光

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公が養子として戸次家に行くときに
お父さんのジョーウンからもらったもの。
いつも大切に持っている。

 

「雷切丸」

脇指 無名(雷切丸)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
もとは戸次のお父さん・ドーセツのものだった。
このソードで斬られた雷神が、ときどきリベンジしにやってきて
ちょっと面倒くさい。

 

「スミナワ砲」

火縄銃 銘 墨縄

 

 

 

ご近所の黒田君とちょっとした勝負をしたときの戦利品。
玉がとても真っ直ぐ飛ぶので、この名前がついた。

 

[脚力]

蹴鞠免許「紫組之冠懸」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公は脚力があり、キックの精度も高い。
爆弾マリを使って敵を倒すこともできる。

 

[乗り物]

「ギョーヨーサドル」

銀杏葉紋鞍

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを馬に乗せると、馬の性能が格段にアップする。
友達の加藤君にもらった。

 

「ブラックロッド」

黒漆塗籐巻鞭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギョーヨーサドルによって格段に性能が上がった馬が
さらに早く走る。
これは加藤君からもらったものではない。

 

[指揮具]

「クロワッサン扇」

金地三日月図軍扇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共に戦う仲間を鼓舞するのに使う、 おしゃれなデザインの扇。

 

「マンダラ扇」

日月梵字軍扇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共に戦う仲間を鼓舞するのに使う、宗教的なデザインの扇。
秘密の書物に書かれている通りに作った自信作。

 

[憩いのひとときの道具]

「笛」

一節切(ひとよぎり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ときには戦いに明け暮れる日々に疲れるときもある。
そんなときには笛を吹くと、心が穏やかになる。

 

[ガレージ]

柳河旧城図(中野春翠筆)

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな町を統治していた頃、主人公が本拠地としていた「城」。
流浪の日々を送っていた主人公は、20年ぶりにこの「城」に戻ってくることとなる。

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史料室スタッフが八代にやって来た

2013/11/21

熊本県八代市にある、八代市立博物館未来の森ミュージアムでは
10月25日から12月1日まで
平成25年度秋季特別展覧会「秀吉が八代にやって来た」を開催しています。

この展覧会に、立花家史料館からは
伊予札縫延栗色革包仏丸胴具足・金地三日月図軍扇
日月梵字軍配・豊臣秀吉書状
の4点を出品しています。
また福厳寺からは
戸次道雪像・立花宗茂像
が出品されています。

そういうことですので、会期もそろそろ終盤の11月20日
史料室スタッフ3人で、八代へ行ってきました。

八代インターからナビの示す道通りしばらく走り、八代市博に到着。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丘の上に立つ不思議な建物。
1991年に開館したこちらの建物は、伊東豊雄建築設計事務所が手掛けました。
伊東氏にとって初めての公共建築だそうです。
1階の展示室は、緑の丘の中に隠れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

丘を登ってエントランスへ。
展覧会は、まず2階が第1会場、階段を降りて1階が第2会場になっています。

八代が、さまざまな権力の支配を経て
豊臣政権に取り込まれるまでの過程を見ることができます。

第一会場入ってすぐのところには「学習ワークシート」が置いてあります。
名前欄に「 学校 年 組」とありますが、
大人が楽しんでもいいそうですのでやってみました。
全問正解すると、こんなバッジがもらえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八代城主バッジ。渋い。

またエントランスには、段ボール甲冑と八代市博スタッフ手作り陣羽織があり
着装して写真を撮ることができます。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じです。

陣羽織に隠れてしまいましたが
甲冑のモデルは都城島津邸所蔵の「鉄錆地南蛮胴具足」。
鯨の髭の脇立のついた兜が特徴的です。

陣羽織のモデルは大阪城天守閣所蔵の
「緋羅紗地木瓜紋付桐模様陣羽織」(だと思います)。
家紋部分はホックで付け外しができるようになっていて便利。

他にも陣羽織を着たくまもんとか、妙見祭のガメかぶり物とか
一緒に記念撮影できるあらゆるものが揃った八代市博エントランスなのでした。

 

館内のカフェ「花鳥風月」で一休みした後は
博物館のお向かいにある国指定名勝 松濱軒へ。

横断歩道を渡ろうとしたところ
西日を背負った秀吉さんが見送ってくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに道の反対側では、週末に開催される
国指定重要無形民俗文化財・八代妙見祭の馬が歩いていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街のあちこちに提灯も出ており
今週末の八代は熱くなりそうです。

 

そうこうするうちに、あっという間に到着。
なにしろ博物館の目の前ですので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここにも妙見祭の提灯が。

松濱軒(しょうひんけん)は、元禄元年、八代城主3代松井直之が
生母の為に建てた御茶屋だそうです。
当時は辺りに松が茂り、八代海を見渡せる浜であったことから
松濱軒と名付けられたとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

敷地内には展示ゾーンもあり、素晴らしいお茶道具などを拝見することができました。

ここのお庭は大きな池の周囲を散策する池泉回遊式庭園。
大名家の庭に多い形式の庭です。
松井家は熊本藩主・細川家の家老ですが、3万石の八代城主であり、大名格なのです。

 

山を越え、橋を渡り、林をぬけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時折眺望が開けたり、池が垣間見えたり。
地泉回遊式庭園では、いろんな庭の表情を楽しめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近なんだか蘇鉄が気になる史料室スタッフは
散策路の途中でかわいい蘇鉄を発見しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しい展覧会と素敵なお庭を堪能できた八代行きでした。

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スジャータ戦国武将コンプリート、再び

2013/11/7

スジャータ(戦国武将シリーズ)。

それは「褐色の恋人」でおなじみのコーヒーフレッシュ・スジャータの上蓋に
戦国武将60種の肖像画と略歴がプリントされたもの。
60人の中には立花宗茂も含まれています。

2年前に発売されたときには50個×8袋を購入し、宗茂の人生を振り返ったのちに
専用台紙にコンプリートしたのでした。
(それは現在も保存してあります)

 

そのスジャータ(戦国武将シリーズ)が、この夏再び発売されると聞いたのですが
一度集め終わったものに、それほど興味もなく
なんとなくといった感じで、発売元であるめいらくのサイトをのぞいてみたのでした。

すると、今回は台紙が違う。
日本地図形。4枚を貼り合わせるタイプ 。

これは……買うよね。

こうして、すっかりめいらくの罠にはまった我らは
再び50個×8袋=400個を購入。
(通販では8袋が最少単位でした)
せっかくなので今度は、合戦ごっこなどしてみたりして。
褐色の恋人としてだけではなく
いろいろな楽しみ方のある、スジャータ(戦国武将シリーズ)なのです。

その後専用台紙をダウンロード。
武将コンプリートを目指す夏が始まったのでした。

 

それから3ヶ月。
もうまもなく立冬を迎えるという頃になり、とうとうやりました。
2回目のコンプリート。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほとんどは室長が、たまに館長も使ったスジャータの蓋たち。
地道に貼り続けた60枚。

って、あれ?
1枚空いてますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は黒田長政だけいなかったのです。
400個のスジャータを、3回ぐらいひっくり返して探したのですが
遂に出ませんでした。
竹中半兵衛が匿ったままなのか、長政。
そんなわけで、厳密にはコンプリートとは言えないのでした。 残念。

 

なお今回の400個のうち立花宗茂スジャータは4個(前回は5個)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仲良しの人達と一緒の宗茂。楽しそう。

 

[大量のスジャータ(戦国武将シリーズ)のその後]
史料室で褐色の恋人として使ったほか
社内の他部署に配ったり
資料借用にみえた他館の学芸員さんに差し上げたりしました。

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この秋、九州で天下人の足跡をたどる

2013/10/2

この秋、ここ九州の一部で、豊臣秀吉絡みの展覧会が複数開催されます。

そこでそれらを回るおすすめルートを提案、紹介いたします。

なお福岡市より北からのお客様を想定したルートですので、あしからず。

 

福岡に着いたら、まずは天神から西鉄大牟田線に乗って
福岡県小郡市にある九州歴史資料館を目指しましょう。
ここで開催されているのは、特別展「戦国武将の誇りと祈り-九州の覇権のゆくえ-」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戦国時代の九州」をテーマとしたこの展示では、
少弐氏・大内氏・毛利氏などが、九州の覇権を争っていた時代から
秀吉の九州平定までをたどります。

ここ九州歴史資料館の最寄り駅は「三国が丘」。
駅からは三沢遺跡遊歩道を歩いていきましょう。

この展示には立花家史料館から
立花宗茂像(後期のみ)、脇指 無銘 雷切丸(前期のみ)、剣 銘 長光(後期のみ)
軍神掛物(後期のみ)、金甲(全期)、大友文書、立花家文書
が出ています。

ちなみに10月20日までの前期期間には
福厳寺の戸次道雪像と立花宗茂像、それに天叟寺の高橋紹運像が並んでいます。
10月22日からの後期期間には
高橋紹運と、少し若くなった立花宗茂(立花家史料館蔵の方)の親子が並ぶ予定です。

さらに毎週土日と祝日には、館内で戸次道雪ぬりえも楽しめます。
イラストコンテストへの応募箱も置いていただきましたので、ぜひ自信作を応募してください。
ただし応募は小学生以下のお子様に限ります。

 

さて九州歴史資料館を出たら、再び三国が丘駅に戻り、下り電車に乗って柳川で降りましょう。
目的地はもちろん柳川藩主立花邸 御花

着いたらまずはホテルにチェックイン。
部屋でゆっくりしたいところですが、 明日の朝は早くに発たなければならないので
今日のうちに立花家史料館を見学しておきましょう。

11月10日までは 特集展示「柳川藩の能、立花家の能」を開催しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

豪華な能装束や、幽玄な能面を中心に紹介し
柳川藩主立花家と能との関わりを伝える内容の展示です。

他に常設のコーナーでは、立花宗茂の鉄皺革包月輪文最上胴具足を含む
歴代藩主の甲冑等も展示しています。

さて松濤園や西洋館、お役間などの見学を終えたら
おいしい夕食を食べて、明日に備えてゆっくり休みましょう。

なお宿泊プランによっては夕食会場として、
伯爵家族の居室であった御居間(料亭)を利用できる場合もございます。

 

さて2日目。
たっぷりの朝ご飯を食べ、早めにチェックアウト。熊本県八代市へ向かいます。
八代へは、西鉄柳川駅から大牟田で乗り換えて八代まで、という方法や
筑後船小屋から新八代まで九州新幹線という方法などがあります。

八代駅もしくは新八代駅から向かうのは八代市立博物館未来の森ミュージアム

ここで開催されているのが秋季特別展覧会「秀吉が八代にやって来た」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九州平定にやってきた秀吉によって、八代が包摂されるまでの道のりをたどる展示です。

 

この展示には立花家史料館から
伊予札縫延栗色革包仏丸胴具足、金地三日月図軍扇、 日月梵字軍配、豊臣秀吉判物
が出ています。

ちなみに10月20日まで九州歴史資料館にいた福厳寺蔵の戸次道雪像と立花宗茂像は
こちらに移動して来ています。

 

さて再び八代駅もしくは新八代駅へ戻り、今度は佐賀県唐津市へ向かいましょう。
移動時間が少し長いですが、その間駅弁を食べるもよし、買った図録を眺めるもよし。

唐津駅からしばらくバスに揺られて、名護屋城博物館へ。

ここで開催されているのは企画展「秀吉の宇宙~黄金、そして 茶の湯」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
「黄金」と「茶の湯」、2つの視点を重ねることで見えてくる、天下人・秀吉像に触れる展示です。

この展示には立花家史料館からは何も出ていません。

 

これで秀吉の足跡をたどる旅はおしまい。
あとは各自お家へ帰りましょう。

 

と、これだけ紹介してきて言うのも何ですが
実はこのルートを回ることができるのは
会期の都合上10月25日から11月4日までと、ごく短い期間。
しかも11月1日~3日は柳川で白秋祭が行われるため
柳川藩主立花邸 御花のホテルは既に満室です。

ですが、3つの県にわたる4館を、この期間に回ると
戸次道雪の肖像画
高橋紹運の肖像画
立花宗茂の肖像画 2種
立花宗茂所用の具足 2種
重要文化財の刀剣と文書
などなど、立花家関係だけでも結構な数の作品を見ることができるので
そういう意味でもおすすめです。

 

おすすめではあるのですが、移動には時間とお金がかかります。
時間と気持ちと財布に余裕のある方、是非挑戦してみてください。

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スジャータで合戦ごっこ

2013/8/16

〈 川中島の戦い 〉

第4次の戦いのときのつもり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈 長篠の戦い 〉

勝頼がひとりぼっち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈 関ヶ原の戦い 〉

西軍武将のスジャータが少ない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃立花宗茂は

大津城を攻めている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【もうひとつの遊び方】
〈 信長包囲網ごっこ 〉

ちょっと楽しそう

 

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西洋館保存修理工事中

2013/8/12

夏の間、西洋館は保存修理工事(第一期)を行っております。
工事期間や工事部位など詳しくはこちらをご覧ください。
工事中は西洋館のご見学ができず、みなさまにはご不便をおかけいたしますが
なにとぞご協力をお願い申し上げます。

 

さて工事が始まったのは7月16日。よく晴れた、連休明けの火曜日。
まずは足場の組み立てから。

一日目はこんな感じだったのが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二日目には2階まで覆われ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終的にはこうなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏の日差しに、白いシートが眩しく輝いています。

 

工事が始まって数日後、結構な量の雨が降った日。
白いシートの中をのぞいてみました。

工事前はこんな感じの家従詰所(床は養生済み)でしたが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建具屋さんによって窓が外されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全部外れました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外の景色がよく見える…と思ったけど、足場とシートしか見えない。

そして今はこうなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

板で仮に塞いである状態。
外は見えない。

外された窓はこの後、ガラスがきちんとはめ直され、ペンキが塗られ
きれいになって帰ってきます。

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