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立花宗茂はニワトリの羽根で兜を飾っていた?![後半]

2023/1/15

宗茂の視点でニワトリを見るために、時間をさかのぼってみます。





現存する日本最古の書『古事記』(上巻 天の岩屋)に記される「長鳴鳥」は、鳴くことで太陽の出現をうながすところから、ニワトリを指すといわれます。
闇夜が終わり、光輝く朝が来たことを告げるニワトリは、霊鳥として崇められていたようです。

イメージ参考図
  狩野英信「中諫鼓鳥左松旭右竹月図」 江戸時代中期 当館蔵



また、雄鶏同士を戦わせる闘鶏「鶏合わせ」の歴史は上代から始まります。時には、『平家物語』にみられるように、「鶏合わせ」で命運を占うこともあったようです。室町時代以降、闘鶏はさらに盛んになり、賭け事の対象ともなって広まっていきました。

現代っ子で食いしん坊のわたしは、卵や肉を食べる対象としてニワトリを見てしまいます。ですが、400年前の宗茂が見ていたニワトリは、明るい朝が来たこと告げ、勇ましく戦う、美しい鳥であったのでしょう。

*例えば、宗茂より150年ほど後の絵師、伊藤若冲の代表作「絹本著色動植綵絵」【国宝】(国所有 宮内庁三の丸尚蔵館保管)のニワトリも、色鮮やかな美しさと力強さをもって迫ってきます*



久連子鶏などの日本鶏の一部は雑種化されることなく個性が守られ、今も大切に育てられています。容姿の良さ、声の美しさや長鳴性、報晨の正確さ等の長所が育まれ、闘うための強靭さや胆力を養われた日本鶏たちは、まさに芸術品ともいえます。





しかし、そのなかでも、宗茂の兜を飾る羽根のような、玉虫色に輝くほどの艶がある黒色で、幅が広く、ふんわりとカーブする、長めの尾羽をもつ種は、久連子鶏以外には見つけられませんでした。

宗茂と、当時の久連子地区との接点はなさそうなので、400年前には似た尾羽をもつ他の種も存在していたのでしょう。候補の1つとして、鹿児島の幌鶏の系統を考えていますが、すでに絶種しているため確かめる術がありません。



宗茂の兜の羽根(鳥毛後立)は確かにニワトリの羽根ですが、聞くのと見るのとでは全くイメージが変わるはずです。是非とも展示室もしくはオンラインツアー【終了しました】で、芸術品のような日本鶏の中から宗茂が選びぬいた、美しい尾羽をお確かめください。






◆販売中◆  解説本『立花宗茂の甲冑大解剖』(伊予札縫延栗色革包仏丸胴具足 ) 330円/解説本『立花宗茂の甲冑大解剖Ⅱ(鉄皺革包月輪文最上胴具足) 500円 (どちらも税込・送料別)  展示室では鑑賞しずらい裏面や細部の拡大写真とともに詳細な解説を掲載。 B6判 全16ページ オールカラー  ※まとめての購入は送料がオトクです






新たな日(時代)の到来を告げる、美しさと強さを兼ね備えたトリの羽根は、まさに宗茂にふさわしく、見た目と意味のトータルでみても、抜群のセンスです。



ちなみに、宗茂より4歳年長の細川忠興(1563-1645)所用「黒糸威横矧二枚胴具足」の「越中頭形兜」を飾る羽根は「山鳥尾羽の掴指」。宗茂と同じく鳥毛を兜の立物として用いてますが、宗茂とのセンスの違いを感じます。

ニワトリ(庭鳥)の艶黒1色のカールした尾羽を選んだ宗茂と、ヤマドリ(山鳥)の茶系2色縞模様のストレートな尾羽を選んだ忠興。
実に興味深い……


大輪貫鳥毛後立兜を刺繍した「宗茂兜ミニタオルハンカチ」はじめました




参考文献
『古事記』上巻「天の石屋②」(古事記ビューアー/國學院大學「古典文化学」事業)、尾崎士郎『現代語訳 平家物語 下』青空文庫文化遺産オンライン(文化庁)、黒田智「ニワトリ 神意を告げる霊鳥」(中澤克昭 編『人と動物の日本史2歴史のなかの動物たち』2009.1.10 吉川弘文館)、日本家禽学会HP「日本鶏の紹介」、小山七郎『日本鶏大観』1979.4.15 ペットライフ社

*** ココまで知ればサラに面白い ***
学芸員として人前で作品解説をする際、ココまで知ればサラに面白くなるけれどと思いながらも、時間等の都合でフカボリせずに終わらせることは少なくありません。そんな、なかなかお伝えする機会のないココサラ話をお届けします。


オンラインツアー「立花宗茂の甲冑大解剖~すべて魅せます!表も裏も細部まで~」 (2023.1.27開催) は、オンラインだからこそできる内容を目指した当館初企画です。第1回目は「伊予札縫延栗色革包仏丸胴具足」。展示中の甲冑を脱がせながら、裏側をのぞいたり細部に肉迫したりと、植野館長が直接カメラで撮影をしながら解説します。付録の「立花宗茂の甲冑大解剖解説冊子」(B6版16頁オールカラー)も充実しているので、例えば徳川家康とか、他の武将の当世具足を鑑賞するときにも必ずお役に立つことでしょう。

オンラインツアー「立花宗茂の甲冑大解剖Ⅱ~すべて魅せます!表も裏も細部まで~」(2023.6.2開催)では、「鉄皺革包月輪文最上胴具足」の内側や細部を植野館長が直接カメラで撮影しながら解説。付録ブックレット(B6版フルカラー 24頁)も大充実。他の武将の当世具足を鑑賞するときにも必携の書となるはずです。

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立花宗茂はニワトリの羽根で兜を飾っていた?![前半]

2023/1/11

現存する立花宗茂の甲冑は、当館所蔵の2領 「鉄皺革包月輪文最上胴具足」と「伊予札縫延栗色革包仏丸胴具足」です。どちらも兜に鳥の羽根で作られた飾り(鳥毛後立)が付いています。





ただ、動物性の素材は経年劣化が進みやすく、今の羽根飾りは、20年程前の修理時に補修されたものです。残されたわずかな羽根を頼りに探し求めた末、熊本県八代市の久連子鶏【熊本県指定天然記念物】の尾羽と近しいことが分かり、同地区の保存会の皆様のご厚意により貴重な尾羽をご恵贈いただきました。

おかげさまで、光を受けて玉虫色に輝く鳥毛後立が再現され、宗茂の勇姿がイメージしやすくなっています。

宗茂の兜の羽根(鳥毛後立)は、ニワトリの尾羽を束ねたものです。

現代の修復時には貴重な久連子鶏の尾羽を使わせていただきました。
しかし、400年以上もの昔の人物である宗茂が、希少だからという理由で、自分の兜を「久連子鶏の尾羽」で飾ったわけではありません。


久連子鶏は、平安時代に日本に渡来してきた小国鶏等を基とする、古い日本鶏種です。九州の秘境と呼ばれる五家荘久連子地区では、平家の落人たちが都を偲んで舞ったと伝わる「古代踊り」が連綿と踊り継がれてきました。踊り手がかぶる花笠には、長さ40cmほどの久連子鶏の雄の尾羽300枚以上がつかわれ、顔を隠すほどもっさりと飾られています。

久連子古代踊り(写真提供 八代市)

踊りに欠かせない、黒く長い尾羽のため、久連子鶏も大切に伝承されてきたのです。

関係者の方々が大変なご苦労を重ねてきた結果、久連子鶏は現在まで保存されましたが、近代化による外来種の流入や交通網の発達が、他の多くの日本鶏を雑種化させ、絶種させてしまいました。


裏を返せば、宗茂がいた戦国時代には、日本鶏はとくに珍しくない家禽であったはずです。


ニワトリといえば外国鶏種のブロイラーを思い浮かべてしまう現代っ子のわたしには、兜の飾りに「ニワトリの羽根」を選ぶセンスは、すんなりとは受け入れ難い……


それでも実物は、一見すると黒単色ですが、光を受けるとキラキラと輝き、とても美しいのです。




この美しさは、展示ケースのガラス越しでは伝わらず、歯がゆく思っておりました。だからこそ、今回のオンラインツアー【終了しました】は絶好の機会です。
ぜひとも、宗茂のセンスの良さをつぶさにご見聞ください。






◆販売中◆  解説本『立花宗茂の甲冑大解剖』(伊予札縫延栗色革包仏丸胴具足 ) 330円/解説本『立花宗茂の甲冑大解剖Ⅱ(鉄皺革包月輪文最上胴具足) 500円 (どちらも税込・送料別)  展示室では鑑賞しずらい裏面や細部の拡大写真とともに詳細な解説を掲載。 B6判 全16ページ オールカラー  ※まとめての購入は送料がオトクです






宗茂は、美しいという理由だけで、ニワトリの羽根を選んだのでしょうか?




参考文献
八代市HP「久連子鶏」、八代市HP「久連子の古代踊り」、熊本県HP「久連子鶏」、日本家禽学会HP「日本鶏の紹介」、農林水産省HP 広報誌AFF 2016年12月号「特集1とり」、今村安孝「久連子古代踊りと久連子鶏-ヒトとニワトリの関わりと久連子鶏のルーツ」(『畜産の研究』第59巻第3号 2005.3.1 養賢堂)、松崎正治・山下裕昭「熊本県のニワトリ遺伝資源」(『動物遺伝資源探索調査報告書』第16号 2006.3.31 農業・食品産業技術総合研究機構農業生物資源研究所)

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オンラインツアー「立花宗茂の甲冑大解剖~すべて魅せます!表も裏も細部まで~」 (2023.1.27開催) は、オンラインだからこそできる内容を目指した当館初企画です。第1回目は「伊予札縫延栗色革包仏丸胴具足」。展示中の甲冑を脱がせながら、裏側をのぞいたり細部に肉迫したりと、植野館長が直接カメラで撮影をしながら解説します。付録の「立花宗茂の甲冑大解剖解説冊子」(B6版16頁オールカラー)も充実しているので、例えば徳川家康とか、他の武将の当世具足を鑑賞するときにも必ずお役に立つことでしょう。

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【スタッフに聞きました】大河ドラマ妄想キャスト2021

2022/2/14

柳川藩主立花邸 御花スタッフと立花財団スタッフへのアンケートシリーズ第2弾は

「大河ドラマ妄想キャスト2021」

大河ドラマ「立花宗茂と誾千代」が実現したら、どんなキャストに演じてもらいたいかを、自由に妄想してもらいました。

(2022年でないのは、アンケートをとったのが昨年だったからです。)

それでは早速みていきましょう。
ブログを彩るイラストは大久保ヤマトさんによるものです。
(以下、主に敬称略)

【立花宗茂】

 

 

 

 

 

綾野剛
(理由)アクションできるし、戦いのシーンがかっこよく決まりそうということと、私の中ではほかの武将のイメージや漫画のキャラが定着しているということもなさそうだったので選びました。宗茂は人望に厚く、城主を追われても慕う部下が大勢いたと聞いたので、綾野剛さんのイメージが出てきました。

池松壮亮
(理由)肖像画の丸顔がなので。福岡県出身でおばあちゃん家が大川にある。

坂口健太郎
(理由)朝ドラで『俺達の菅波』と視聴者から人気大!

福士蒼汰
(理由)カッコ良いから可愛いまで演じられそう

藤原竜也
(理由)肖像画の顔が丸いから

田中圭

小関裕太
(理由)高身長で、育ちのよさそうな雰囲気がある。

 

【誾千代】

 

 

 

 

 

土屋太鳳
川口春奈
戸田恵梨香
(理由)立花家のお姫様は「御姫様」というイメージではなくて、運動ができて、ハートが強くて、さっぱりしたところが素敵なイメージが勝手にあるため選びました。イメージする人がいろいろ出てきて選べませんでした・・・・

広瀬すず
(理由)誾千代がキリッとしたイメージで、広瀬すずさんもキリッとしてそうなので。

大久保ヤマトさんも広瀬すずさんに演じていただきたいそうです。

武井咲
(理由)芯がしっかりしてそう

高畑充希
(理由)もしくは八千子でも

橋本愛
(理由)冷たそうで笑顔が可愛い

小松菜奈

清野菜名

浜辺美波

沢尻エリカ
(理由)視聴率とれそう

杉咲花

久保田紗友
(理由)きりっとした顔立ちがいい

 

【戸次道雪】

 

 

 

 

 

大沢たかお
(理由)大きくて強そう

市川海老蔵
(理由)力強そうな目が肖像画と重なるので
(理由)目のインパクトで!!

渡辺謙
(理由)似合いそう

佐藤浩市
(理由)目力がある

 

【高橋紹運】

 

 

 

 

 

役所広司
(理由)大きくて強そう

中井貴一
(理由)中井貴一さんと坂口健太郎さん親子を観てみたい
(理由)個人的に好き

唐沢寿明
(理由)歳はあいませんが、イメージです

鈴木亮平
(理由)鈴木亮平さんが好きなので

竹中直人

 

 

【豊臣秀吉】

 

 

 

 

 

柄本明

 

【加藤清正】

 

 

 

 

 

オダギリジョー

 

【黒田長政】

妻夫木聡
(理由)童顔なので、官兵衛より長政かなぁ

 

【大友宗麟】

 

 

 

 

 

陣内孝則

伊武雅刀

 

【宋雲院】

 

 

 

 

 

小泉今日子

 

【八千子】

 

 

 

 

 

吉岡里帆

今田美桜

 

以上です。

以前、同じように「立花宗茂がドラマ化された場合、どなたに演じてほしいですか」というアンケートをとったことがありました。
2013年4月に「葉室麟 トークライブ」が開催されたときのことです。

そのときの結果はこちらのブログでご覧いただきたいのですが
見比べてみると、いくつかの共通点があることがわかります。

 

①朝ドラの影響力

2013年の宗茂1位に松坂桃李さんがあがっていたのは、前年に放映された「梅ちゃん先生」で人気が爆発していたことからでした。
今回は「おかえりモネ」から、俺たちの菅波がランクイン。

 

②道雪のキャスティングのポイント

ずばり「目力」。

 

③宋雲院のキャスティング

2013年の2021年も小泉今日子さん。
これはもう決まりですね。

 

④柳川にゆかりのある役者さん

陣内孝則さん、妻夫木聡さん、今田美桜さんなど。

 

一方、前回との相違点もいくつか。

①誾千代のキャスティング

誾千代は若くして亡くなったということもあってか、2013年からはだいぶ変化がありました。

 

②ジャニーズがいない

今回はアンケート回答者の範囲が限られていたせいもあると思います。

 

いずれまた、もっと広くみなさんにご回答いただけるような
妄想キャストアンケートを実施する機会を設けたいと思っています。

そのときまでに、みなさんもぜひ、妄想力を全開にして
「立花宗茂と誾千代」大河ドラマのキャストやシナリオを考えておいてください。

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立花家の令和コンビ

2019/4/23

5月1日からの新元号が「令和」と発表されて
3週間と少し経ちました。

今年のゴールデンウィークは長いお休みだし
令和ゆかりの地めぐりでもしてみようか
という方もいらっしゃるでしょう。

全国各地に令和ゆかりの地があるようですが
その中でも今人気が高いのは太宰府でしょうか。
新元号が発表されてからというもの
人々が押し寄せているとの噂を聞きました。

太宰府天満宮(立花家の古写真より)

 

 

 

 

 

 

 

 

令和にゆかりがなくてもいいけど
なんとなく令和が感じられる場所に行きたいな、という方に
ぜひおすすめしたい場所があります。
それはここ、柳川です。

 

 

 

 

 

 

実は歴代立花家当主の中に「なんとなく令和な」コンビを見出しました。

 

 

さて、ここでまずは新元号「令和」の出典をみてみましょう。

初春令月
気淑風和
梅披鏡前之粉
欄薫珮後之香

『万葉集』の「梅花の歌三十二首」の序だそうです。
この中で注目したいのが
初春の令「月」と白粉のような「梅」です。

 

立花家で「月」といえば、立花宗茂(立花家2代)。

 

 

 

 

 

 

 

 
月輪モチーフの甲冑を身に着けた戦国武将です。

鉄皺革包月輪文最上胴具足

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして「梅」といえば、戸次道雪(立花家初代)。

福厳寺蔵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
戒名は「福厳寺殿梅岳道雪大居士」。
葬られた立花山養孝院は後に梅岳寺と改名されています。

 

 

 

 

 

 

 

つまり立花家の初代と2代は、なんとなく令和なコンビなのです。

令和コンビの2人

 

 

 

 

 

 

 

立花家の令和コンビにゆかりのものを見ることができるのが
柳川にある「立花家史料館」です。

7月15日まで開催している特集展示「刀を見る、伝来を知る 柳川藩主立花家伝来の刀剣」では
二人にゆかりのある刀剣を紹介しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは「梅」担当、戸次道雪ゆかりのこちら。

脇指 無銘(雷切丸)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戸次道雪が雷を切ったと伝わる刀です。
梅担当武将は、実は雷担当武将としての方が有名だったりします。

 

次に「月」担当、立花宗茂ゆかりがこちら。

【重要文化財】剣 銘 長光

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実父高橋紹運から譲り受けた剣です。
ほかにも、ずばり月モチーフの兜も展示しております。

伊予札縫延栗色革包仏丸胴具足

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「令和」とは特につながりませんが
なんだかおめでたい気分になる国宝もおすすめです。

【国宝】短刀 銘 吉光

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和ゆかりの地・太宰府から、令和コンビゆかりの地・柳川までは、西鉄電車が便利です。
太宰府観光列車「旅人」や、柳川観光列車「水都」で、素敵な旅をお楽しみください。

 

まもなく始まるゴールデンウィークには、「なんとなく令和」を感じる立花家史料館へ。
令和コンビゆかりの刀剣たちが、みなさまのご来館をお待ち申し上げております。

 

[おまけ]
毎年、館長の誕生日にオーダーするオリジナルケーキ。
今年は令和ケーキにしてみました。
宗茂の金地三日月図軍扇に梅の花が一輪。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柳川藩士の末裔であるパティシエに作っていただきました。

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「むねしげ小袖手拭」の使い方あれこれ

2018/5/26

このたび立花家史料館のノベルティとして新たに製作した
「むねしげ小袖手拭」。

 

 

 

 

 

 

近年その存在が確認された、立花宗茂晩年の肖像画(センチュリーミュージアム所蔵)で
宗茂が着用している浅葱地の小袖をイメージした手拭です。

この漢字の「美」みたいなものは祇園守紋です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立花家では数多くの祇園守紋が使用されてきましたが
この形は宗茂の時代のものを元に、江戸時代中期に再度意匠化されたものです。

祇園守紋と「Tachibana Museum」「Tachibana Muneshige」の文字を配したデザイン。
種々の事情により全面プリントではありませんが
白枠はフレームだと思ってくだされば幸いです。

このてぬぐいは、立花家史料館友の会にご入会の際
または会員さまの入館スタンプが貯まった際にプレゼントします。
さらに近日中には、柳川藩主立花邸御花の売店で販売される予定です。

 

さて、「てぬぐいを手に入れたはいいけど、いったい何に使おうか」と
お考えの方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、てぬぐいの使い方をいくつか紹介いたします。

 

まずは水分をぬぐうという使い方。

 

 

 

 

 

 

 

「てぬぐい」という名のとおり
手や顔をふいたりするのに最適です。
濡れてもすぐに乾きます。
てぬぐいの本分とも言える使い方でしょう。

 

これからの季節、汗をかくことが多くなります。
そんなときには首に巻いてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

汗を吸い取るだけでなく、日焼け防止にもなり一石二鳥。
冷房が寒いときにはマフラー代わりにもなるので一石三鳥。

 

てぬぐいは何かを包むことにも使えます。

たとえば本。

 

 

 

 

 

 

 

偶然にも白枠がいい仕事をしました。
(包み方は各自検索してみましょう)

 

 

 

 

 

 

 

今回は『無双の花』を包んでみました。
宗茂と誾千代の物語に涙があふれて止まらなくなった、そんなときは
さっとはずしてそっと涙をふくこともできるので便利。

 

たとえばペットボトル。

 

 

 

 

 

 

水滴を吸い取り、持ち運びもしやすい。
(包み方は各自検索してみましょう)

宗茂と誾千代ゆかりの地めぐりのお供にもぴったりです。

 

たとえばティッシュペーパー。

 

 

 

 

 

 

お部屋のアクセントにもなります。
(包み方は各自検索してみましょう)

ちなみにこれは「むねしげ小袖手拭」ではなく
島原の「かんざらし手づくり体験オリジナル手ぬぐい」です。
館長室にこの状態で置いてあったので
ちょっと借りてきました。

 

このほかにも、アイデア次第であらゆる使い方ができます。
友の会や売店で「むねしげ小袖手拭」を手に入れたら
しまっておかずに、どんどん使ってください。
最後の最後は雑巾になるくらいまで長くご愛用いただければ本望です。

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特別展における干支別おすすめ作品

2017/12/20

立花宗茂生誕450年にあたる2017年。
記念の年の最後を飾る最大のイベント、特別展「立花宗茂と柳川の武士たち」
柳川古文書館と立花家史料館の2会場で、12月9日から始まりました。

 

今年もあっという間に時が過ぎ、気がつけばもう年末。
そこで全展示作品、2会場合わせて130点余りの中から
干支別のおすすめ作品をご紹介したいと思います。

 

【「子年」生まれのあなたへのおすすめはこの作品!】
第4章 改易 より
「立花宗茂書状」(個人蔵)

部分

 

 

 

 

 

 

 

慶長17年(子年)に出された書状です。
肥後加藤家に仕える十時成重が
奥州南郷(棚倉)領主となった宗茂のもとへ
転仕したいと希望するも
加藤忠広の家督相続という大事な時期だから
転仕願いは当分控えなさい、という内容です。

 

【「丑年」生まれのあなたへのおすすめはこの作品!】
第2章 立花山城へ、第3章 柳川城主となる より
「金箔押桃形兜」(立花家史料館蔵)

修復復元

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おなじみ金甲です。
なぜ丑年なのか。
裾黒の後立が、白と黒でなんとなくホルスタイン色かな、と思ったので。

 

【「寅年」生まれのあなたへのおすすめはこの作品!】
第3章 柳川城主となる より
「火縄銃 銘 大虎・小虎」(個人蔵)

大虎 部分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝鮮出兵の時に米多比鎮久が虎狩に用いたとされる火縄銃です。
一緒に伝来した「虎の歯」も並べて展示しています。

なお寅年生まれの方には他に
「加藤清正書状」なども併せておすすめいたします。

 

【「卯年」生まれのあなたへのおすすめはこの作品!】
第6章 ふたたび柳川へ より
「鉄黒漆塗縹糸素懸威最上胴具足」(個人蔵)

部分

 

 

 

 

 

 

 

 

生形家に伝来した甲冑です。
杏葉部分を見ると、こちらを向いたウサギさん(真向兎)がいます。
全展示の一番最後に登場する甲冑なので
「さよなら、また来てね」と言っているようにも見えます。

 

【「辰年」生まれのあなたへのおすすめはこの作品!】
第6章 ふたたび柳川へ より
「鉄黒漆塗桶側二枚胴具足」(個人蔵)

部分

 

 

 

 

 

 

 

 

由布家に伝来した甲冑です。
いかつい龍頭の前立が、こちらを威嚇するように睨みをきかせています。
誰もいない夜中には、金色の羽で飛び回っているかもしれません。

 

【「巳年」生まれのあなたへのおすすめはこの作品!】
第2章 立花山城へ より
「誾千代肖像(写真パネル展示)」(良清寺蔵)

部分

 

 

 

 

 

 

 

 

7歳にして立花山城の女城主となった誾千代は
永禄12年、巳年生まれです。

 

【「午年」生まれのあなたへのおすすめはこの作品!】
第6章 ふたたび柳川へ より
「刀 無銘 伝清綱」(個人蔵)

白鞘 部分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後に儒学者となった安東省菴(親善)が
「有馬之役」つまり島原の乱で佩びたことが
白鞘に記されています。
「有馬之役」。
有「馬」之役。

 

【「未年」生まれのあなたへのおすすめはこの作品!】
第6章 ふたたび柳川へ より
「鉄黒漆塗碁石頭伊予札紺糸素懸威二枚胴具足」(立花家史料館蔵)

部分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十時家に伝来した甲冑です。
胴に配された鼻紙入(緑色のポケット部分)は、おそらく羊の毛織物製。

 

【「申年」生まれのあなたへのおすすめはこの作品!】
第3章 柳川城主となる より
「豊臣秀吉朱印状」(立花家史料館蔵)

 

 

 

 

 

 

 

宗茂に筑後三郡を与えますよという、豊臣秀吉の朱印状です。
これがなぜ申年なのかは、お察しください。

なお申年生まれの方には他に
豊臣秀吉から拝領した「唐物茶壺(呂宋壺)」なども併せておすすめいたします。
こちらも理由はお察しください。

 

【「酉年」生まれのあなたへのおすすめはこの作品!】
第2章 立花山城へ より
「脇指 無銘(雷切丸)」(立花家史料館蔵)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大人気の雷切丸。
戸次道雪が雷を斬るまでは「千鳥」という刀でした。

 

【「戌年」生まれのあなたへのおすすめはこの作品!】
第3章 柳川城主となる より
「金白檀塗色々威壺袖」(柳川古文書館蔵)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宗茂と家臣との仲をものがたる袖として、テレビや新聞で取り上げられた作品。
話題になったおかげで、YAHOO!ニュースの見出しに
「立花宗茂」の文字を見ることができました。
宗茂が小野にこの袖を与えたところ、小田部が袖を献上し云々
の話が記されている道具帳は
安永7年(戌年)に作成されたもの。

 

【「亥年」生まれのあなたへのおすすめはこの作品!】
第3章 柳川城主となる より
「軍神掛物」(立花家史料館蔵)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宗茂が陣中に持参した御守本尊と伝わる資料。
中央の摩利支天が乗っているのは猪です。

 

 

立花宗茂生誕450年記念特別展「立花宗茂と柳川の武士たち」
会場は
第1章~第2章 柳川古文書館
第3章~第6章 立花家史料館
2018年2月4日まで、会期中無休。
今度のお正月休みは柳川でゆっくりとお過ごしください。

そして観覧の際には、それぞれの干支のおすすめ作品に
注目してみるのも楽しいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、立花家史料館は通常、展示作品の撮影が可能なのですが
本特別展は借用資料が多いため
写真撮影をご遠慮いただいています。

 

 

 

 

 

 

 
入口付近に撮影スポットを用意しましたので
そちらで存分に撮影した後、展示作品はご自分の目でご堪能ください。

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夏のごあいさつ(イメージ画像を添えて)

2017/8/23

こんにちは。
夏ですね。

関東地方は涼しい夏で、アイスの売れ行きが云々といったニュースを聞きますが
ここ柳川は、毎日アイスが欲しくなる暑さです。

 

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外は暑いですが、史料館内は空調で温度管理をしていますので
とても涼しくなっています。

 

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暑いけどどこかへ出かけたい。
そんな日は、涼みがてら立花家史料館へお越しください。

こども企画展「いろトリどりの宝モノ」は9月25日まで開催中です。

見学後は横の売店で西洋炭酸水を買って
しゅわしゅわののどごしを楽しむのがおすすめ。

 

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ところで最近、立花宗茂の知名度が少しずつ上がってきているのを確実に感じています。
ありがたいことに、テレビの取材も増えました。

 

 

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29日午後10時からは「先人たちの底力 知恵泉」(NHK Eテレ)で
立花宗茂が取り上げられます。
宗茂の生涯から果たしてどんな知恵が見出されるのか。
どうぞお楽しみに。

 

 

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さて立花家史料館では先日、当館イメージキャラクターのお披露目を行いました。

 

画像はイメージキャラクターです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これまで2年間、熊本城おもてなし武将隊の立花宗茂さんに
サポーターとして当館の活動を応援していただき
おかげさまで、教育普及事業を活性化することができました。

今後、こちらの佐藤響さんが当館所属の「立花宗茂」として
宗茂の生涯と歴史資料について、広く親しんでいただく様々なイベントに登場する予定です。

みなさまの応援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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処暑とはいえ、まだまだ暑い日が続きそうです。

みなさまにおかれましては、水分補給と適切なエアコン利用を心がけ
どうぞお健やかにお過ごしください。

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大河ドラマの妄想キャストを楽しもう

2017/6/14

ニュースにもなりましたのでご存知の方も多いかと思いますが
「立花宗茂と誾千代を大河ドラマに」という招致運動が
ここ柳川で始まることになりました。

これからの活動の様子は「立花宗茂450ブログ」でときどきおしらせしていきます。

 

思えば4年前(2013年)の4月
柳川文化協会主催の記念公演において
「立花宗茂を大河ドラマにするには」というタイトルで
『無双の花』の著者・葉室麟さんのトークライブが催されました。

 

 

 

 

 

 

 

当時は誰もが「なんて壮大なテーマだ」と思っていたのですが
まさかそのテーマに向かってみんなで突き進むことになるとは。
4年という月日の重さを感じずにはいられません。

 

ところで、4年前のこのとき、事前アンケートを採りました。

「立花宗茂がドラマ化された場合、どなたに演じてほしいですか」

柳川藩主立花邸御花のスタッフやtwitter経由で
たくさんの回答をお寄せいただきました。
せっかくですので、各一位を、もう一度振り返ってみたいと思います。
(4年前のアンケートであることを念頭にご覧ください)

「立花宗茂」
松坂桃李  (敬称略、以下同)

「誾千代」
井上真央 柴咲コウ (同票)

「高橋紹運」
佐藤浩市 江口洋介 (同票)

「戸次道雪」
渡辺謙

他に「立花宗茂」役にはこんな方々があげられました。
松田龍平、妻夫木聡、小栗旬、生田斗真、坂口憲二 、松田翔太、瑛太、福山雅治、松本潤、平岳大、二宮和也、綾野剛、溝端淳平、福士蒼汰、村井良大、高橋光臣、向井理、成宮寛貴、三浦翔平、亀梨和也、玉森裕太、三浦春馬、上川隆也、藤原竜也、玉山鉄二、福士誠治、玉木宏、松山ケンイチ、大沢たかお、堺雅人、渡辺謙、内野聖陽 (順不同)

 

いかがでしょうか。
「なるほどいいね」とか「いやいやこの人の方が」とか
さまざまなご意見ご感想があるのではないでしょうか。

 

今感じているご意見ご感想を元に、みなさんもぜひ
「立花宗茂と誾千代が大河ドラマになったら誰に演じてほしいか」
妄想キャストを楽しんでみてください。

 

大人気のあの人でも
現実では無理そうかなというあの人でも
役者さんではないあの人でも
好きにキャスティングしてみましょう。
妄想するだけなら自由ですから。

 

誰がいいと思う?

 

 

ところで、妄想の結果を立花家史料館宛にメールやtwitterなどを通じておしらせくださった場合
当館からのお返事や感想は差し控えさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
妄想を推進しておきながら申し訳ございません。
なお、お返事はできませんが、妄想の報告は歓迎しますし、スタッフは喜びます。

 

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立花宗茂の立ち位置をシールで知る

2016/12/11

先日、かわいらしいシールを見つけました。

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源平の人たちと戦国武将、それにあのゲームに登場する刀が一緒になっている
和紙でできたシールです。

 

外装では、このシールが日本製だということが強調されています。

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……あれ?
「日本製」の下に何か見覚えのある輪っかが。

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こ、これはもしかして……

 

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こんなところに立花宗茂が隠れていました。
なんと奥ゆかしい。
ちゃんと宗茂の甲冑を着ててかわいいし。

鉄皺革包月輪文最上胴具足

鉄皺革包月輪文最上胴具足

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
いやいやかわいいけど、それはそれで嬉しいけど
やはり全国的な知名度はまだまだで
外装のシールに隠れてしまうぐらいの位置なのですね。
加藤嘉明にも負けてるし。

もっと中央で活躍できるように
当館でもさらにPRにつとめていきたいと思います。

 

 
九州の一物、奇跡の復活でおなじみ、立花宗茂(たちばなむねしげ)でございます。
みなさまどうぞ立花宗茂、立花宗茂をよろしくお願いします。

 

なお来年は立花宗茂生誕450年。

立花宗茂生誕450年ロゴ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別展やりますよ。

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宗茂トラック 発車オーライ

2016/3/26

昨日、柳川市役所前に、あるトラックが現れました。

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柳川合同トランスポートが市の補助を受けて製作した
柳川観光PRトラックです。

お披露目式のために市役所前にやってきました。

 

観光PRトラックはこれまでに2台製作されているそうで
1台目のテーマは「春の川下りとさげもん」
2台目のテーマは「北原白秋と並倉」でした。

そして3台目にして、遂に「立花宗茂と柳川城」が登場。

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立花宗茂のイラストは
漫画家・イラストレーターの大久保ヤマトさんによるもの。

 

 

宗茂の横には柳川城。

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立花家史料館蔵の「柳河旧城図」(四幅対)のうち
城を南から望んだ絵と、西から望んだ絵が
トラック両面に使われています。

従南望

従南望

 

 

 

 

 

 

従西望

従西望

 

 

 

 

 

 

中野春翠によって大正3年に描かれた絵です。

 

城の左には柳川市マスコットキャラクター「こっぽりー」が、ちらっ。

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柳川の堀に住む妖精で
人知れず掘割をきれいにする活動を行っている、恥ずかしがりやの照れ屋さんです。

こっぽりーは通常ヤナギの枝を持っているのですが
このトラックでは蜜柑の枝を持っています。

これは世界に誇る宮川早生が柳川生まれであることを表しています。
実は宮川早生の誕生には立花伯爵家が深く関わっており
宮川早生を広めるために立花家によって造られた橘香園は
現在も立花家によって運営されています。

現在の橘香園

現在の橘香園

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてお披露目式では市長から社長へお言葉が伝えられ

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関係者の記念撮影

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式を終えたトラックは、柳川の町を颯爽を走って行きました。

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PRトラックは全国を走るそうですので
お住まいの町や旅先で見かけることがあるかもしれません。

そのときには周りの人に
「あのイラストはね…」とか「こっぽりーが蜜柑を持ってるのは…」とか
是非教えてあげてください。

そしてtwitterのアカウントをお持ちの方は
ハッシュタグ「#宗茂トラック」でつぶやいてください。

宗茂トラック情報、お待ちしております。

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