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芥川賞・直木賞贈呈式潜入リポート

2012/2/22

平成24年1月某日、史料室長宛に魅惑の招待状が届きました。

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日本文学振興会より、第146回芥川賞・直木賞の贈呈式・祝賀パーティの招待状です。
2月17日、東京會舘にて。
今回の受賞者は、芥川賞が円城塔さんと田中慎弥さん、直木賞が葉室麟さん。

周囲からの「いいな、いいな(ご馳走が)」「写真たくさん撮ってきてくださいね(ご馳走の)」
という邪悪な声を背に、室長は東京へ旅立ちました。
以下、室長による潜入リポートです。

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こちらは、会場となった東京會舘入口。
発表もこちらだったんですよね。
はるばる福岡から駆け付けた私に、P社のK氏が何かにつけ心くばりして下さり、
まずは一階ロビーで待ち合わせ。
K氏「会場ではとても出会えないから…」
私「そんなにすごい人数ですか…」

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受付会場。
ちょっとわかり難い写真ですが、受付は何列もあって、招待客用と出版社さん用は分かれています。
ここでK氏と別れて列に並んで、
K氏「あとで会場入口付近でまってますから」
私「お心遣い感謝」
あとで聞いたのですが、受付はけっこうきっちりチェックされるそうです。
ここで文藝春秋社のマークの入ったシールを胸に付け、小冊子を渡されました。
受賞者の紹介とコメントと写真が掲載されています。
円城さん、田中さん、葉室さん、かっこいいです。

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で、ここが会場。
前は人の頭ばかり、そして黒い…。
私の前の集団はほとんどマスコミでした。
私は初めてなので比較できませんが、去年の1.5倍はいるとか。
誰かさん効果なのでしょうか。
いっしょにいたP社やS社の方が、
ここがよく見える絶好の場所だから、と前方審査員席付近に連れて下さいました。
おかげでよーく見えました。
K氏「荷物も飲み物も持ってますから、お写真撮って下さいね」
私「お心遣い感謝×2」

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葉室さんが正賞の懐中時計を日本文学振興会会長より授与されているところです。
今みると写真ピンボケ、うれしさのあまり手ブレ補正機能を超える手の震えか…。

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直木賞選評が伊集院静氏よりありました。
ちょうどここからお話し拝聴しておりました。
会場の雰囲気はこんな感じです。
個人的な感想としては割合いなごやかでさっぱりとした雰囲気で進んでいったように思います。

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実は、ここは会場内のビュッフェ、
ごちそうが並んでいるのですが、これがすごく豪華で美味しそうなんですよ。
延々と和洋中あらゆる御馳走とシェフの皆様が並んでおります。
胃袋を別途2、3個持っていければよかった。

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リポートは以上です。

ちなみにリポートにあった、受付でもらう小冊子とはこれ。

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中は、受賞者3人のキメ顔(もちろんあの人も)写真と受賞のことば、
他に選考委員や候補作一覧が載っています。

祝賀パーティはこのあと、二次会、三次会と続いたそうで、
そのすべてに室長は参加した模様。

二次会の席上葉室さんは、『無双の花』の繋がりで、
山本兼一さんの「まりしてん誾千代姫」や、ポケモン+ノブナガの野望にまで触れて
「今年は誾千代ブームが巻き起こる」と
会場を楽しませてくださったとか。
『蜩の記』の祝賀パーティなのに、
気を遣ってくださって、ありがとうございました。

葉室さんとの出会いがなければ、
直木賞のことをこんなに詳しく知ることもなかったと思います。
素敵な人との出会いは見聞を広めてくれますね。

なんだか直木賞が身近になった春でした。

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