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如意亭図

にょいていず

江戸時代後期　長谷川雪提　絹本着色・掛幅装

長谷川雪提（1813〜82）は、父の雪旦とともに、名所図の挿図を数多く制作したことで知られるが、版本類の遺作は多いものの、肉筆画はあまり残されていない。如意亭とは江戸下谷の柳川藩上屋敷の庭園。ただし、満開の桜やつつじ、あるいは新緑や紅葉も随所に見られ、最も美しい季節と場面を盛り込んだ架空の庭園図として構成されている。