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立花家史料館 夏の思ひ出 その壱

2016/8/24

柳川市の小学校は、今日で夏休みも終わり、明日から授業が始まります。

そこで立花家史料館でも、暑かったこの夏を日記風に振り返ってみることにしました。

 

【7月1日】

大廣間の保存修理工事が始まる。

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西洋館横にクレーンがやって来て作業開始。

大廣間では、金甲の片付け。

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一方、大阪では
「とんブラ2016戦国バル」に出演する
当館スペシャルサポーター・立花宗茂さん(熊本城おもてなし武将隊)をサポートするべく
史料館スタッフも柳川キャラバン隊(with金甲)に参陣。

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【7月2日】

アクロス福岡の文化学び塾で
次回展示の事前レクチャー講座。

 

11月13日開催のイベント
立花宗茂と小説『無双の花』
『無双の花』朗読と葉室麟氏との語りで辿る、宗茂と誾千代、官兵衛と清正の心」
情報解禁

特報チラシ表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【7月3日】

館長は、北九州で立花家の茶道に関する講演会。

館では、迫り来る展示替えの準備大詰め。

 

【7月4日】

史料館が展示替え休館の期間、柳川藩主立花邸 御花の庭園入口で配布する
クリアファイル・絵葉書セットの袋詰め作業。

特集展示「よくわかる刀剣のみかた-柳川藩主立花家伝来の刀剣」終了。

 

【7月5日】

展示替え初日。

大活躍した雷切丸も収蔵庫へ。

立花家史料館公式twitterより

立花家史料館公式twitterより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【7月6日】

大廣間の工事現場では足場の設置が着々と進む。

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【7月8日】

こども企画展「あつまる!アニマル!たまに…オバケ?」はじまる。

おおさかチラシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展示替えに伴い、音声ガイドも更新。
こども企画展部分の声の出演は、板橋涼太さん。

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「へっちゃらへいたろう」第1話スタート。
第1話のピックアップオバケはフレンドリーオバケ「ひとつめのすけ」

ひとつめのすけ

やぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【7月9日】

なぜか電話問い合わせの多い日。

18時過ぎに地震。

 

【7月13日】

柳川藩主立花邸 御花が施設メンテナンスのため全館休館。
それに伴い史料館も臨時休館。

史料館スタッフは出勤。
雷雨の中、某館の方が某資料の調査のため来館。
(情報の詳細は9月初旬に公開予定)

 

【7月14日】

NHK BSプレミアム「華族150年の旅路~激動を生き抜いた日本の名家~」(9月10日放映)の取材対応。
今日は史料館内で甲冑を撮影。

 

【7月15日】

昨日に引き続きテレビ番組取材対応。
西洋館2階に染付藤文ティーセットをセッティングしての撮影に立ち会い。
遂に伯爵令嬢・立花文子に光が当てられ、わくわくする。

立花文子(1910-2010)

立花文子(1910-2010)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福岡県博物館協議会(於石橋美術館)に出席。

 

「とんブラ2016戦国バル」の映像をYouTube公式チャンネルで公開。

 

【7月16日】

Google Arts & Culture の日本の匠プロジェクトをご覧になった海外の方からお問い合わせあり。

最近海外からのお問い合わせが多くなってきた。
「世界の立花家史料館」の片鱗が見えてきた予感。あくまで予感。

 

【7月20日】

総務ミーティング。

 

【7月24日】

コーエーのダーク戦国アクションRPG『仁王』に立花宗茂が登場し
主人公「ウィリアム」と戦うとの情報があったため
今日の宗茂くんに「ウィリアム」と言わせる。

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立花家史料館 スタッフブログより

 

 

 

 

 

 

しかし誰にも気づかれず、twitterの「ブログ更新しました」は誰にもリツイートもされず、
スタッフからも「ウィリアムって何ですか」と言われる始末。

宗茂くん、ウィリアムさん、何かごめんなさいでした。

 

【7月25日】

「へっちゃらへいたろう」第2話スタート。
第2話のピックアップオバケはゆらゆらオバケ「ヒョウたん」

ヒョウたん

ゆらゆらしてるだけ 特になにもしない

 

 

 

 

 

 

 

 

【7月27日】

修理工事のために、朝からとてつもなく大きなクレーン車がやってくる。

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高橋紹運の菩提寺である天叟寺で、岩屋城戦没者法要(431回目)。
1回も途切れず続いているとのこと。
読経の後、柳川みのり幼稚園の園児による劇「道雪と紹運~宗茂ふたりの父~」が披露される。
(この劇は10月1日の上半期発表会でも披露されるそう)
ちなみに前回の劇「立花宗茂-天に向かって、恥じぬ生き方こそ『立花』」はこちら。

 

平成28年度第2回文化講座開講。

 

立花家史料館が登録博物館となる。

 

【7月28日】

年に一度の早朝清掃日。

展示係ミーティング。

 

【7月29日】

資料係ミーティング。

大名道具収蔵館研究会と九州大名家資料研究会の開催についての打ち合わせ。

 

24日の「ウィリアム」の反省を踏まえてツイート。

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立花家史料館公式twitterより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで7月が終わる。
その弐に続く。

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黄金週間に黄金の兜を作ってかぶろう

2015/4/7

4月21日から九州国立博物館で始まる
開館10周年記念特別展「戦国大名-九州の群雄とアジアの波涛」

思いがけず立花家がフィーチャーされているこちらの展覧会では
5月5日のこどもの日に、「手作り兜を作ろう!」というワークショップが開催されます。

「戦国大名」展に登場する黄金の兜を紙で作り
中学生以下の方は兜をかぶって「戦国大名」展に入場すると
うれしい特典がある!という企画です。

 

ここでいう「黄金の兜」とは、これのこと。

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「金箔押桃形兜(きんぱくおしももなりかぶと)」。
すなわち金箔を押した、桃の形の兜。

立花家で「金甲(きんこう)」と言われてきた「金箔押桃形兜」は
戦場で立花宗茂の親衛隊が一隊全員揃って着用していたものと思われます。

 

さて本日、ワークショップで作る「手作り兜」の型紙の見本が
九州国立博物館から届きました。
では早速、レッツ手作り兜。
どんなものができるかな。

 

切り取りはスムーズでしたが、のり付けに少し手間取りました。
完成までにかかった時間は約一時間程度。

 

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手作り金甲の出来上がり。
実際はもっと金色っぽくなるそうです。

横からも見てみましょう。

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むむ、この形、なんだか九州国立博物館の建物の形に似ているような。
このことから私達は、この兜を「金箔押九博形兜」と名付けました。

 

ワークショップは、こどもの日特別企画ですが、年齢制限はないようです。
型紙は大人用子供用、どちらでも作ることができます。
今回は大人用で作ってみました。

 

太宰府で「手作り兜」を作ったら、翌日、つまり5月6日、今度は柳川にかぶって来て下さい。
その日はこんなイベントがあります。

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「戦国時代立花家甲冑体験プログラム-414年を経て、今再び出会う宗茂と誾千代-」

立花家史料館では、初代柳川藩主立花宗茂の正室・誾千代着用
という想定の具足を製作しました。

そのお披露目として開催するのがこちらのイベントです。

 

このイベントに九州国立博物館で作った手作り兜をかぶって入場した方には
素敵なプレゼントを差し上げます。

さらにイベントの最後に、
立花宗茂のレプリカ甲冑を着装した「熊本城おもてなし武将隊」の立花宗茂さんを
手作り兜をかぶったみなさんで囲んでの記念撮影も行います。

 

 

作って楽しい、かぶってうれしい、手作り兜。
ワークショップについてのお問い合わせは九州国立博物館へお願いします。

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メリー金甲クリスマス

2014/12/23

立花家史料館前の売店で好評販売中の「金甲ストラップ」が
この冬、バージョンアップしました。

◆変更点
→金色の輝きが、更に増しました。

 

ピカピカできれいだったので、ツリーを飾ってみることにしました。
(下の二つは古参の金甲なのであまり輝いていません)

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なかなか上品なクリスマスツリーの完成です。

 

同じく売店で販売しているアフロ羊と共に。

メリークリスマス

メリークリスマス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさん楽しいクリスマスをお過ごしください。

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桃形兜の桃太郎

2014/4/8

昨日、用事があって館長室に行ったところ
机の端に何かがぽつんと座っていました。

 

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……え?誰?

 

 

こんにちは

こんにちは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よく見ると金甲ストラップをかぶっています。

実はこれは、館長が休みの日に手作りしたモノ。
100円ショップの桃太郎人形に、アクリル絵の具で鎧を着せて、金甲ストラップをかぶせてあります。

 

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兜には裾黒の後立もついています。

これは、ストラップの金具を兜部分に貼り付け、裾黒に塗った和紙を紐部分に巻き付けたそうな。

 

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つまりこの部分を使って

 

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このあたりを再現したわけです。
(ただしこの写真の後立の旗は、当初のものではありません)

 

さらに、人形の金甲に「ウ」の文字を発見。

ほら、見て見て

ほら、見えるかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも、本物の金甲に書かれているひらがなやカタカナの記号を再現したものです。

 

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これには「け」と書かれていますね。

 

 

館長こだわりの作、桃形兜の桃太郎さん(製作時間約1時間)は
今日も館長室の机に座って、遠い何かを見つめています。

仲間が欲しいな

仲間が欲しいな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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金甲ストラップ新発売

2011/12/23

柳川藩主立花邸 御花の売店で、またまた新商品発売!

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じゃじゃーん!
金甲ストラップです。
しかも立花宗茂の使っていた杏葉紋付。

金甲は、正式には「金箔押桃形兜(きんぱくおしももなりかぶと)」といい、
現在立花家には、239頭が残っています。
それらは桃山時代から江戸時代前期の制作で、
戦場で一隊全員揃って着用させたものだと思われています。
きらびやか軍団です。

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これが金甲(実物)。 

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金甲ストラップは横も後ろも完璧。

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金甲ストラップが買えるのは、柳川藩主立花邸 御花だけ!
先日発売した立花宗茂のお菓子の横で、ブラブラしてます。

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特別展のみどころ

2010/10/23

特別展「立花宗茂」開催まで、あとわずかとなりました。
本日は展覧会のみどころについて、ご紹介します。

御花の大広間に飾られた金甲今回の展覧会の目玉は、なんといっても立花宗茂の具足の露出展示です。
宗茂所用の具足1領を露出展示し、その周囲に金甲数十頭を並べる予定です。
金甲とは桃の実をかたどった桃形兜(ももなりかぶと)に金箔を押したもので、立花家には同種のものがなんと239頭伝わっています。どうやらこの兜は藩主の馬回りを固める一隊にそろって着用させたもののようです。
古いものは桃山時代までさかのぼりますので、宗茂の出陣の際にも、この金甲を着用した兵士が、ずらりまわりをかためていたのでしょう。

宗茂の甲冑の露出展示は初めての試みであり、一体どのような展示になるのか、私たちも楽しみです。
そのほかにも見所満載の特別展「立花宗茂」。11月13日から開催されますので、是非ご来場ください。

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