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大名家資料としての古文書

2014/11/26

11月22日(土)。

立花財団が事務局を務める「九州大名家資料研究会」が
柳川古文書館に於いて開催されました。

この研究会は、大名家のいとなみ全般に関わる伝来資料である「大名家資料」
-文書、典籍、大名道具、建築物、庭園、発掘資料など-の研究を
従来の研究区分を超えて横断的に進め
その成果が博物館でのより充実した学芸活動への支援となることや
研究者・学芸員のネットワーク作りや情報交換の場となることなどを
目的としたものです。

第1回は「大名家資料の収蔵と公開の現況」をテーマとし
今年の3月29日に開催しました。

 

そして第2回となる今回のテーマは

「大名家資料としての古文書
-伝来・保管・編纂そして現代アーカイブ形成-」

 

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報告は

福岡市博物館 堀本一繁氏
「御感書」成巻にみる黒田家の家格意識について

柳川古文書館 田渕義樹氏
立花家文書の整理と管理

長野市立博物館 原田和彦氏
松代藩・真田家における「家」意識と文書の整理・管理

北九州市立小倉城庭園 立畠敦子氏
近世武家礼法伝書の紹介
-北九州市立小倉城庭園 寄託 小笠原礼法伝書 五十三巻の場合-

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大名家では、どのような文書を、どのような状態で保管していたのか。
またそれにはどのような意義があり、どのようにして現在のまとまりに至ったのか。
共に保管されていた道具類との関係は。
参勤交代のときにはどうしていたのか。
などなど、大名家資料としての文書に関する報告がされました。

さらにその後の質疑応答(フリートーク)では
典籍類の扱いや、各大名家に伝わる藩主の肖像画等が話題となりました。

 

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活発な議論を終えた後は、柳川藩主立花邸 御花の料亭に場所を移して懇親会。

 

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会場は新鈴の間
15代当主・立花鑑徳の居間だった部屋です。

 

乾杯はせっかくなので2日前に解禁となったボジョレー・ヌーヴォーで。

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初めましての方には自己紹介を
お久しぶりの方には近況報告を
頻繁に会う方とは普段どおりに
楽しい話とおいしい料理を堪能しました。

 

広大な分野に及ぶ大名家資料ですので
今後も多様なテーマでの開催となるでしょう。
立花財団は事務局として、充実した学芸活動を支援していきます。

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