Twitter
Instagram
facebook
Twitter
Search:

番外編-館長ブログ-「我が殿のイラスト」

2015/10/30

あれは、確か…九州国立博物館での特別演舞の時でしたか、控室にて我が殿より「立花宗茂イラストコンテストに儂も描いてみたいぞ!」(←実際は大変丁重なお申し入れでしたが、殿のお言葉に翻訳するとこうなります)

と、驚きの宣言がありました。

 

あれから、柳川からは遠く離れた熊本城のみならず全国でお忙しい日々をお過ごしのご様子…大丈夫だろうか…心配…でもきっと我が殿のことですので、この宿題見事仕上げていただけるだろうと信じて待つこと数か月…。

 

武録(ブログ)ではずいぶん悩んでいるご様子…。

柳川ではスタッフ皆で心配しておりました。が、

 

締切りのせまったある日、突然我々のもとに届いたのがこの作品。

20151030_12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に開封した私の秘書が一言 「く、暗い…と思って裏をみたら、殿ですよ!」 「きっと何度も書き直したんだと思います(涙)」

苦闘のあとを感じさせる作品ではありましたが(しかも絵具お買いになられたんですね)、当館スタッフには概ね好評。

 

20151030_11

 

 

 

 

 

 

 

 

その後私、隅々までじっくり鑑賞いたしました。

普段の展示では見えない甲冑の後姿をあえて描いているとは、さすが我が殿! と、褒めポイントを探しつつも、暗闇に迷子になったような幼気なうしろ姿に母心を感じて涙。

 

応募用紙には、

20151030_13

 

 

 

私には、我が殿が、蘇ってしまって熊本城で今後を月を眺めつつ考える…そんな姿に重なりました。

が、一年が過ぎ、最近とみに脂が乗りきったような(フィジカルでは困ります…)ご様子に感心しきりです。

きっと仕送りも必要ないでしょう…と、よく見ると腰にあるのは、金熨斗(きんのし)の拵(こしらえ)ですか…さりげなく国許にアピールとお見受けしました。

熊本城に居並ぶ大名方に我が殿が見劣りするようなことは、私が許しませんので、しばしお待ちを。

▲ページの先頭へ

第3回イラストコンテスト表彰式

2015/10/30

今年は立花宗茂が大活躍の年。
展覧会やテレビ番組、書籍など、いろんなところに登場しています。

立花宗茂大活躍の一例

立花宗茂大活躍の一例(九州国立博物館にて)

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな2015年夏、立花家史料館では「立花宗茂イラストコンテスト」を開催しました。

9月5日の締切までに応募のあったイラストの数は
●イラスト部門 23点
●小中学生絵画部門 255点
●こどもぬりえ部門 654点

過去最高の応募数でした。

 

イラスト部門は、中学生から40代まで、全国各地から作品が届きました。
その中にはプロの方、アマチュアで活躍されている方、学校の美術の先生なども。

小中学生絵画部門の作品は
柳川とその周辺地域はもちろんのこと、関東地方からも届きました。
さらに宗茂生誕地のある豊後高田市の小・中学校からも
たくさんの作品をお送りいただきました。

こどもぬりえ部門では
宗茂ゆかりの柳川市・豊後高田市・大木町・棚倉町からは団体でのご応募が。
さらに九州国立博物館「戦国大名」展会場、福岡市博物館「大関ヶ原展」会場に設置していた箱にも
素敵な作品が応募されていました。
もちろん個人でお送りいただいた作品もあります。

 

さて作品の審査についてですが
イラスト部門の審査は以下のように行いました。
特別審査員(葉室麟氏、大久保ヤマト氏、熊本城おもてなし武将隊のみなさん)と
公益財団法人立花財団理事長・立花宗鑑(立花家17代当主)のそれぞれが、1位~5位を選出。
1位:5点、2位:4点、3位:3点、4位:2点、5位:1点として
各作品に点数を加算していき、総合点の高い作品から順に
千熊賞、百熊賞、柳川市長賞、豊後高田市長賞、「大関ヶ原展」賞に決定しました。

小中学生絵画部門の審査は、柳川市教育委員会にお願いしました。

20151030_01

 

 

 

 

 

 

こどもぬりえ部門・三柱神社賞の審査は、三柱神社の宮司さんにお願いしました。
こどもぬりえ部門・「大関ヶ原展」賞は、三柱神社賞選外作品の中から事務局が決定しました。

 

イラスト部門と小中学生絵画部門の全応募作品と
こどもぬりえ部門の入選作品は
立花家史料館facebookページに、順次掲載しています。

 

そして10月3日、第3回イラストコンテストの表彰式を開催しました。
会場は、柳川藩主立花邸御花・元禄の間

20151030_02

 

 

 

 

 

 

 

会場内には、小中学生絵画部門とこどもぬりえ部門の受賞作品を展示。

20151030_03

 

 

 

 

 

 

 

イラスト部門の受賞作品は、プロジェクターで上映しました。

ご来賓として、柳川市長、豊後高田市教育長、大木町長
「大関ヶ原展」福岡会場実行委員会より福岡市博物館の堀本一繁さん
特別審査員である大久保ヤマトさんのご臨席を賜りました。

また審査結果の発表から表彰式まで、日がなかったにも関わらず
多くの受賞者とそのご家族にご参加いただきました。

20151030_09

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に主催者を代表して
公益財団法人立花財団理事の立花寛茂がご挨拶いたしました。

20151030_04

 

 

 

 

 

 

次にご来賓の方々を代表して
柳川市長、大木町長よりご挨拶をいただきました。

20151030_05

20151030_06

 

 

 

 

 

 

 

実は表彰式当日の朝、九州自動車道が事故の影響で一部通行止めになり
豊後高田市からの来賓および受賞者の到着が遅れる
というアクシデントがありました。
そのため豊後高田市教育長には、到着後ご挨拶をいただきました。

20151030_07

 

 

 

 

 

 

 

つづいて
こどもぬりえ部門、小中学生絵画部門、イラスト部門の順に表彰されました。

その後は大久保ヤマトさんと立花家史料館館長・植野かおりによる講評。

20151030_08

 

 

 

 

 

 

 

最後に来賓のみなさんと受賞者のみなさんで記念撮影をして
表彰式は終了しました。

なお通行止めの影響で到着の遅れた、イラスト部門受賞者の方々には
式後に表彰が行われました。

 

このたびのイラストコンテストのテーマは
「立花宗茂、〇〇の地に立つ」でした。
みなさん思いをこめて、宗茂をさまざまな地に立たせてくださり
本当にありがとうございました。

豊後高田市や棚倉町の小中学生の中には
自分の故郷に縁のある「立花宗茂」という人物のことを
初めて知った人が多かったことでしょう。
作品にこめた思いに「郷土の偉人」「りっぱなとのさま」と
書かれているものがいくつかあり、大変嬉しく思いました。

 

スタッフの思いつきと雑談から生まれ、第3回まで続いたイラストコンテストですが
次回の開催は未定です。
スタッフの体力と精神力と仕事のスケジュールによっては
そのうちまた開催するかもしれないし、しないかもしれません。

 

※このあとの番外編もご覧ください。

▲ページの先頭へ

宗茂イラスト募集してます

2015/8/10

立花家史料館では、これまでに2回のイラストコンテストを実施してきました。

第1回 わたしの誾千代姫
第2回 戸次道雪と九州戦国絵巻

そして3回目となる今回、遂にこの人が登場。

20150808_01

この夏一番熱い戦国武将*・立花宗茂。(*当館調べ)

テーマは「立花宗茂、〇〇の地に立つ」

人生山あり谷ありであった立花宗茂ですが
どんな時もどんな地でも、流されずに懸命に立ち
今につながる立花家の歴史を守りぬきました。

皆さまの心にはどんな宗茂が立っていますか。
名前を耳にして思い浮かぶ姿を、楽しんで描いて送ってください。

そして今回も、みなさまのモチベーションアップのために
さまざまな賞をご用意いたしました。

◆イラスト部門
・千熊賞:柳川藩主立花邸御花ペア宿泊券(2食付) 1名

20150808_02

賞の名前は宗茂の幼名・千熊丸(せんくままる)に由来しています。
柳川藩主立花邸御花までの交通費は各自ご負担ください。
また、ご利用いただけない期間もございますので、その点はあらかじめご了承ください。

・百熊賞:柳川藩主立花邸御花お食事券 2名
「ももくましょう」と読みます。
百熊という人はいませんが、千熊賞と対にしてみました。

・柳川市長賞:柳川市の特産品 1名
柳川市がある場所は、宗茂が豊臣秀吉から与えられた地。
そして関ヶ原合戦後改易されながらも、20年後に再び戻ってきた地。

・豊後高田市長賞:豊後高田の特産品 1名

20150808_06

 
宗茂が生まれたのは、現在の豊後高田市にある筧。
史料館スタッフは先日、研修旅行で訪れました。

・「大関ヶ原展」賞:展覧会オリジナルトートバッグ入り展覧会図録+クリアファイル 3名
立花宗茂所用の武具類も多数展示されている
「大関ヶ原展」福岡会場(福岡市博物館)からの賞。
図録は厚さ約2.8cm、ハードカバー。解説も充実。

◆小中学生絵画部門    ※応募者全員に参加賞贈呈

・柳川市長賞:1名

・大木町長賞:1名
柳川市の北にある大木町は、関ヶ原合戦の局地戦である
江上・八院の戦い(佐賀では柳川合戦という)の舞台となった地。

・豊後高田市長賞:1名

・柳川市観光協会会長賞:1名
柳川の観光を牽引する柳川市観光協会からの賞。

・「大関ヶ原展」賞:1名

◆こどもぬりえ部門
・三柱神社賞:20名

20150808_07

戸次道雪・立花宗茂・誾千代を祭神とする三柱神社
立花宗茂のように「復活」することを望む人が、日々訪れているようです。

・「大関ヶ原展」賞:10名

小中学生絵画部門・こどもぬりえ部門の副賞は
もらってからのお楽しみ。

さて今回のイラストコンテストでは、3組の特別審査員をお願いしました。

●葉室麟氏

20150808_03

映画化もされた『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞。
受賞第一作として、立花宗茂の後半生を描いた『無双の花』が刊行されました。
現在『無双の花』は文庫化され、解説は当館館長が書いています。

大久保ヤマト

20150808_04

漫画家、イラストレーターの大久保ヤマトさんは
戦国武将を主人公にした漫画を発表されています。
主な作品は『猛将妄想録』(現在は電子書籍版が発売中です)。

大久保さんには、ぬりえ台紙のかっこいい宗茂を描いていただきました。

‚ʂ肦—pŽ†iƒAƒEƒgƒ‰ƒCƒ“j

ぬりえ台紙はこちらからダウンロードできます。
周囲も自由に描いて、宗茂を様々な地に立たせてください。

熊本城おもてなし武将隊

20150808_05

熊本城を拠点に、日ノ本一のおもてなしをめざし、日々活躍中の武将隊。
昨年10月に加わった立花宗茂さんも、大人気のご様子。

審査はみなさんでしていただくのですが
宗茂さんはイラスト部門にご応募くださるとのことです。
どんなイラストが送られてくるか楽しみですね。ふふふ。
途中経過は宗茂さんの武録(ブログ)でときどき報告されます。

さて
「いざイラストを描こうと思ったけど、宗茂について詳しくは知らない」
もしくは
「どこに立たせようか迷ってしまう」
というあなた。

立花家史料館公式サイトの「あなたが描きたいのはどんな宗茂?」をご覧ください。
おすすめの書籍や展覧会を紹介しています。

テーマである「立花宗茂、〇〇の地に立つ」。
〇〇に入るのは、歴史上有名な地でも、みなさんのお住まいの地でも
観光地でも、地球外や架空の地でもかまいません。

自由な発想で、自由に宗茂を立たせてください。
立っていなくても、座っていても逆立ちでもOKですが。

自由なことも多いですが、「既存のキャラクターを想起させないもの」など注意事項もあります。
あのゲームや、あのアニメや、あの漫画などのキャラクターを想起させるものは
審査対象外となりますのでご注意を。
詳しくは応募規定をよくお読みください。

締切は9月5日(土)。
たくさんのご応募をお待ちしております。

▲ページの先頭へ

再び出会った宗茂と誾千代(甲冑体験プログラム)

2015/5/8

慶長5年の関ヶ原合戦で西軍に加担したために、領地を追われた立花宗茂。
肥後・高瀬で浪々の日々を過ごしていた宗茂は、大名復帰の希望をもって京に上りました。
慶長6年7月のことです。
これが宗茂と正室・誾千代の最後の別れとなりました。

その翌年、誾千代は肥後の地で生涯を閉じたのです。
20年後に柳川の地に大名として復活した宗茂の姿を見ることはできませんでした。

 

それから414年。
あのとき別れた宗茂と誾千代が、「甲冑」となって再び出会います。

それが5月6日に開催したイベント。

20150507_38

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戦国時代立花家甲冑体験プログラム
-414年を経て、今再び出会う宗茂と誾千代-」

立花家史料館では、できる限り素材や技法を
オリジナルの甲冑に近づけたレプリカを製作しています。
立花宗茂のレプリカ甲冑に続いて
このたび、誾千代の着用という空想の甲冑を製作しました。

20150507_39

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モデルとなったのは、大友宗麟の
「白檀塗浅葱糸威腹巻」。
(九州国立博物館「戦国大名」展に展示されています)

この誾千代モデル甲冑のお披露目として開催したのが、本イベントです。

 

会場は柳川藩主立花邸御花 松濤館2階 元禄の間。

20150507_01

 

 

 

 

 

 

 

会場への道の途中、階段下では
普段は史料館入り口にいる、宗茂・誾千代パネルがお出迎え。

 

20150507_02

 

 

 

 

 

 

 

階段を上がると、史料館公式グッズの特別販売コーナー。

 

20150507_03

 

 

 

 

 

 

宗茂所用の「金地三日月図軍扇」をモデルにした軍扇と

 

20150507_04

 

 

 

 

 

 

 

宗茂・誾千代クリアファイル。
どちらも九州国立博物館「戦国大名」展グッズコーナーでも買えますが
この日は特別価格でご提供。

隣には柳川藩主立花邸御花の出張売店。

 

20150507_06

 

 

 

 

 

 

 

宗茂関連グッズが大集合。
この他に絵はがきや金甲ストラップなどもありました。

舞台裏には、誾千代モデル甲冑がスタンバイ。

20150507_05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静かに出番を待ちます。

さらに4階控え室では

 

20150507_07

 

 

 

 

 

 

 

宗茂のレプリカ甲冑もスタンバイOK。

 

12時50分開場。
朝早くから整理券のために並んでくださったみなさまが
会場に着席されました。

各所準備が調い、13時、いよいよイベントスタートです。

 

開会に先立ち、公益財団法人立花財団理事長・立花宗鑑のごあいさつ。
その後すぐに会場が暗くなり
みなさん待ちに待った「熊本城おもてなし武将隊」の登場です。

 

20150507_10

 

 

 

 

 

 

 

まず当館作成の武将隊PV風映像(1分弱)を放映。
出陣武将である立花宗茂さん、黒田官兵衛さん、細川忠興さんをご紹介しました。

 

20150507_12

 

 

 

 

 

 

 

演目は、この日のために用意された特別プログラム。
宗茂さんメインの「梅鶯東風」。
しんみりする場面あり、

 

20150507_13

 

 

 

 

 

 

 

激しい殺陣あり。

宗茂と誾千代や家臣ら、そして武将達の絆を感じさせるお話しでした。

 

20150507_14

 

 

 

 

 

 

 

その後、熊本城ではおなじみの「虎念天通」と「虎嘯風生」。

 

20150507_11

 

 

 

 

 

 

 

「虎嘯風生」では会場内に手拍子が響きました。

 
20150507_15

 

 

 

 

 

 

宗茂さんの音頭で「エイエイオー」を三唱して、演舞は終了。

 

武将さん達が退場し、しばしの休憩をはさんで
西岡文夫さんによるレクチャー開始です。

 

20150507_16

 

 

 

 

 

 

演目は「当世具足の特徴―着装用レプリカ甲冑製作を通して」。
西岡甲房代表の西岡文夫さんは、日本を代表する甲冑師で
宗茂レプリカ甲冑と、誾千代モデル甲冑の製作をされました。
当館所蔵の立花宗茂所用具足の修復もしてくださっています。

 

20150507_17

 

 

 

 

 

 

 

戦い方の変遷に伴って変化していく甲冑の歴史や
どういう風に甲冑を作っているのか
また、レプリカの製作過程や特徴などを
わかりやすくお話しいただきました。

長年甲冑に携わっている西岡さんならではのお話が
次から次へと泉のように湧き出てきます。

 

諸事情により少し時間がかかってしまいましたが
満を持して、宗茂レプリカ着装の立花宗茂さん(熊城隊)登場。

 

20150507_18

 

 

 

 

 

 

凛々しいお姿に会場が沸き立ちます。

 

20150507_19

 

 

 

 

 

 

 

実際の宗茂所用具足との違いなどを解説。

続いて誾千代モデル甲冑を着て登場したのは

 

20150507_20

 

 

 

 

 

 

 

黒田官兵衛さん(熊城隊)。
思いがけない登場に、宗茂さんのとき以上に沸き立ちました。

そしてこのときこそ
宗茂と誾千代(?)が414年を経て出会った瞬間だったのでした。

 

20150507_21

 

 

 

 

 

 

 

誾千代モデル甲冑についても
実際に着装したものを見ながら解説。
威糸についてや、腹巻についてなど。

 

20150507_22

 

 

 

 

 

 

 

西岡さんのレクチャー前半の間
4階控え室では、宗茂さんと官兵衛さんに甲冑を着せていました。
そのときの話。

烏帽子の関係で、結んでいた髪をおろすことにした官兵衛さん。
胴を着ける前の姿が、なんだか「安倍晴明」っぽいと周囲から言われていました。
軍師から陰陽師へ。

 

20150507_23

 

 

 

 

 

 

 

宗茂さんは、当世では着け慣れていない兜をかぶっているので
頭上の感覚がわからず
ドアを通るときなど、不思議な体勢(中腰的な)で歩いていました。

甲冑を着けて歩くとき、
一般の人は、頭上はもちろんですが、
刀の先もいろんなところにガチガチ当ててしまいがちです。
しかし普段から帯刀されている宗茂さんは、そこは全く心配いりませんでした。
さすがです。

 

20150507_40

 

 

 

 

 

なお、控え室での宗茂さんは
汗拭き用に「立花宗茂マフラータオル」を使っていたことを
ここに謹んでご報告いたします。

 

20150507_24

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この2領は、柳川藩主立花邸御花でのブライダルでもご利用になれます。
新郎新婦でどうぞ。

 

官兵衛さんが「今だけ誾千代」となって結婚式風のポーズをとったり
背中の様子を見せたりしながら
写真撮影タイム。

 

これにて特別レクチャーも終了です。

 

レプリカ着装の宗茂さんは、このまま親衛隊との記念撮影。

 

20150507_25

 

 

 

 

 

 

 

(ブログ掲載を了承された方のみ写っている画像を掲載しています)
みなさんがかぶっている金の兜は
九州国立博物館特別展「戦国大名」の
ワークショップ「手作り兜を作ろう!」で作った黄金の兜。
モデルになっているのは
もちろん当館所蔵の「金箔押桃形兜」です。

これをかぶって入場した方には
史料館オリジナルグッズと
ミュージアムスタッフ手作りの裾黒の後立

 

20150507_09

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらをプレゼントしました。

ちなみに金甲は家臣の兜ですが、殿もかぶってみちゃいました。

 

20150507_26

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでイベントはいったん中締め。
このあと元禄の間会場では
抽選に当たった方の誾千代モデル甲冑着装体験。

立花家史料館では「特別ギャラリートーク・うぃず忠興」。
展示担当学芸員と、細川忠興さんとの、トークを交えた特別ギャラリートーク。

 

20150507_33

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

甲冑着装を担当しており、ギャラリートークを見ていないので
ここでは着装体験の様子をご紹介します。

ただ噂によると、ギャラリートークは、漫談のようで、爆笑の連続だったとか。
きっと面白いことになるだろうと、内々では言っていたのですが、やはり。

熊本城おもてなし武将隊事務局の撮影されたものが、後日送られてくるということですので
そのときを楽しみにしていようと思います。

 

さて、着装体験会場。

 

20150507_27

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は2名の女性が着装を体験しました。
準備を待つ間、いつもの甲冑に着替えた官兵衛さん、
いまだレプリカ甲冑姿の宗茂さん、そして当館館長のトーク。

甲冑に関するお話しが繰り広げられました。

 

20150507_28

 

 

 

 

 

 

 

知識の豊富な軍師は、質問が的確なので
ゆるいながらも、ためになるトークタイムでした。

宗茂さんは着装体験者と並んで記念撮影。

 

以上ですべてのプログラムが無事に終了。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

【その後の熊本城おもてなし武将隊】

全体を通して、いろんなことにご協力くださった武将さんたちとスタッフのみなさんに
館長から宗茂兜ケーキのプレゼント。

20150507_29

 

 

 

 

 

 

 

パティシエと共に。
官兵衛さんの手にはなぜか「へしきり長谷部バームクーヘン」(某学芸員所用)

 

控室を訪れた当財団理事長と宗茂さんご対面。

 

20150507_31

 

 

 

 

 

 

 

立花宗茂(2代)と立花宗鑑(17代)の名刺交換。

 

20150507_30

 

 

 

 

 

 

 

立花宗茂(2代)と立花宗鑑(17代)のツーショット。

 

このあと史料館へご案内。

 

20150507_32

 

 

 

 

 

 

 

移動途中にパネルを囲んでみました。

 

20150507_34

 

 

 

 

 

 

 

現在展示中の「金地三日月図軍扇」と。
宗茂さんの手にある軍扇は
販売している軍扇とは違う、本物により近づけた特別製です。
イベントでもこれを使っていただきました。

 

20150507_35

 

 

 

 

 

 

 

 

ほら甲冑も展示品とおそろい。

 

20150507_36

 

 

 

 

 

 

 

すぐカメラ目線をする忠興さん。
お弁当では玉子焼きは欠かせないと力説していました。
玉(ガラシャ)さんloveが止まらないご様子。

玉さんの次に大好きな「うむすび」の販売が再開したら、即お知らせします。

 

20150507_37

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさま、遅くまでありがとうございました。
またいつでも遊びにお越し下さい。

▲ページの先頭へ

ひみつのナイトミュージアム

2015/4/27

ナイトミュージアムといえば、
夜の博物館で展示物が動き出す、あの映画を思い出すかもしれません。

現在の立花家史料館で、もしもあの状態が起こったとしたらどうなるか
想像してみましょう。

お雛様が動いたり、女乗物が走り回ったり
甲冑が歩き回ったりするのはともかくとして
たくさん出ている刀剣類が暴れ出したりしたら
危なくてしょうがありません。

 

4月25日に立花家史料館で開催した
「ナイトミュージアム・ファンミーティング -立花な人々-」は
そんな危険な事件ではなく、楽しいトークイベントでした。

 

2012年の9月に開いた
立花宗茂とすごすディープな昼下がり ティーパーティー」の
第2弾として開催されたこのイベントは
前回と同じくtwitterでのみ告知。
ただし今回は館長アカウントに加え、史料館公式アカウントでも告知しました。

 

会場は、史料館入ってすぐ。
いつもは金箔押桃形兜を露出展示している場所。

 

20150427_01

 

 

 

 

 

 

 

両側にある宗茂と誾千代のパネルは
4月24日から登場したもので
いつもは史料館受付付近に立っています。

 

開始は18時でしたが、17時を過ぎた頃からぽつぽつとお客様がみえ始めました。

 

20150427_02

 

 

 

 

 

 

 

受付付近では柳川藩主立花邸御花の売店が出張販売。
「おはなのうむすび」の試食もありました。

スタッフの予想を上回る、20数人の参加者が見守る中
イベントはスタートしました。

 

実は立花家史料館入口には、目に見えない、ある結界があります。
結界内である史料館展示室では、オーセンティックな展示のみ。
サブカルが入り込むことはありません。

でもナイトミュージアムの夜だけは特別に結界が解かれ
サブカルの話題が解禁されました。

 

20150427_03

 

 

 

 

 

 

館長のリードで、中野等さん(九州大学大学院教授)がコメントするという、気ままなトーク形式。
肝心の内容はというと……

 

「この夜に見聞きしたことは他言無用」の掟により、ひみつです。

▲ページの先頭へ

黄金週間に黄金の兜を作ってかぶろう

2015/4/7

4月21日から九州国立博物館で始まる
開館10周年記念特別展「戦国大名-九州の群雄とアジアの波涛」

思いがけず立花家がフィーチャーされているこちらの展覧会では
5月5日のこどもの日に、「手作り兜を作ろう!」というワークショップが開催されます。

「戦国大名」展に登場する黄金の兜を紙で作り
中学生以下の方は兜をかぶって「戦国大名」展に入場すると
うれしい特典がある!という企画です。

 

ここでいう「黄金の兜」とは、これのこと。

20150407_03

 

 

 

 

 

 

「金箔押桃形兜(きんぱくおしももなりかぶと)」。
すなわち金箔を押した、桃の形の兜。

立花家で「金甲(きんこう)」と言われてきた「金箔押桃形兜」は
戦場で立花宗茂の親衛隊が一隊全員揃って着用していたものと思われます。

 

さて本日、ワークショップで作る「手作り兜」の型紙の見本が
九州国立博物館から届きました。
では早速、レッツ手作り兜。
どんなものができるかな。

 

切り取りはスムーズでしたが、のり付けに少し手間取りました。
完成までにかかった時間は約一時間程度。

 

20150407_01

 

 

 

 

 

 

 

手作り金甲の出来上がり。
実際はもっと金色っぽくなるそうです。

横からも見てみましょう。

20150407_02

 

 

 

 

 

 

 

 

むむ、この形、なんだか九州国立博物館の建物の形に似ているような。
このことから私達は、この兜を「金箔押九博形兜」と名付けました。

 

ワークショップは、こどもの日特別企画ですが、年齢制限はないようです。
型紙は大人用子供用、どちらでも作ることができます。
今回は大人用で作ってみました。

 

太宰府で「手作り兜」を作ったら、翌日、つまり5月6日、今度は柳川にかぶって来て下さい。
その日はこんなイベントがあります。

20150407_04

 

 

 

 

 

 

 

「戦国時代立花家甲冑体験プログラム-414年を経て、今再び出会う宗茂と誾千代-」

立花家史料館では、初代柳川藩主立花宗茂の正室・誾千代着用
という想定の具足を製作しました。

そのお披露目として開催するのがこちらのイベントです。

 

このイベントに九州国立博物館で作った手作り兜をかぶって入場した方には
素敵なプレゼントを差し上げます。

さらにイベントの最後に、
立花宗茂のレプリカ甲冑を着装した「熊本城おもてなし武将隊」の立花宗茂さんを
手作り兜をかぶったみなさんで囲んでの記念撮影も行います。

 

 

作って楽しい、かぶってうれしい、手作り兜。
ワークショップについてのお問い合わせは九州国立博物館へお願いします。

▲ページの先頭へ

戸次道雪イラストコンテスト

2014/3/4

気がつけば特別展「誾千代姫伝説と立花家記」から早一年。

そのプレイベントとして行ったのが「第1回イラストコンテスト」でした。
テーマは「わたしの誾千代姫」。
初めてのことばかりで、試行錯誤しながらの開催でしたが
たくさんの方にご参加いただき、来賓を招いての表彰式も行いました。

そのとき「次のテーマは…今年生誕500年だという、ぎょろ目のあの人かなぁ、と思っていてください。」
と言っていたのですが……まさか実現するとは。

「近世大名立花家初代・戸次道雪 生誕500年記念 第2回イラストコンテスト」

ぬりえの部・イラストの部の2部門とし、イラストの部のテーマは「戸次道雪と九州戦国絵巻」と設定。
昨年秋から冬にかけて開催しました。

 

前回は、まだまだ知名度の低い誾千代がテーマとはいえ
お姫さまの絵だったので、ぬりえも楽しかったのではないかと思います。
しかし今回は坊主頭で怖い顔のおじさん。

 

20140304_06

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この絵ができあがったときには、あまりのぬりえ感の無さにスタッフ一同大笑いしました。
でもこれが道雪なんだから仕方ないもんね、と開き直り、ぬりえ台紙として配布。
果たして子供たちは、このなんだかよくわからない絵を、楽しく塗ることができるのか。
顔も怖ければ、服もなじみのないものだし。

そんなこんなで、応募作品数が若干不安なぬりえではありましたが
応募期間に特別展「戦国武将の誇りと祈り-九州の覇権のゆくえ-」開催中だった九州歴史資料館や
戸次道雪のふるさと・豊後大野市で活動されている、道雪の里・絆ネットワークのみなさまのご協力により
100点を超える作品が集まりました。

 

一方イラストの部は、公式サイトの応募要項にあった
「皆さまの心のなかで、一番輝いている道雪の姿」
の文言に悩んだ方もいらした模様。
ですが、前回よりは少ないものの、戦っている姿、家族と一緒にくつろいでいる姿など
みなさん思い思いの「輝いている道雪」が、全国から届きました。

 

さて作品の審査についてですが
前回同様、史料室スタッフは、応募者の情報(居住地・年齢・性別など)を把握しているため
審査にあたるにはふさわしくないという理由から、審査には参加しておりません。

イラストの部の審査は以下のように行いました。
御花賞・立花家史料館賞は、史料室スタッフ以外の御花スタッフによる投票。
豊後大野市観光協会賞、道雪の里・絆ネットワーク賞の審査は、それぞれの代表者にお願いいたしました。

またぬりえの部の審査は、三柱神社の宮司さんにお願いいたしました。

 

御花賞は「柳川藩主立花邸 御花」ペア宿泊券(2食付)

立花家史料館賞は「柳川藩主立花邸 御花」お食事券1万円分&ミュージアムグッズ

 

20140304_05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国指定名勝内でのおいしい食事と、くつろぎの時間をお楽しみください。

 

豊後大野市観光協会賞は、豊後大野市特産品詰め合わせ

 

20140304_04

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャムやみそ、うどんなどおいしそうなものばかりです。

 

道雪の里・絆ネットワーク賞は、平成25年産米「豊後国大野荘米」

 

20140304_03

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おおのしょ旨い。
予定では5kgでしたが、都合により6kgとなりました。
パッケージデザインにご注目。

 

さらに九州歴史資料館からご提供いただいた
特別展「戦国武将の誇りと祈り-九州の覇権のゆくえ-」図録を
九州歴史資料館賞の皆様にお送りいたしました。

 

応募全作品は、ただいま立花家史料館の入館無料エリアでご紹介しています。
ぬりえの部は、外のアーケード部分に。

 

20140304_01

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イラストの部は、史料館出口付近に。

 

20140304_02

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「柳川の雛祭りさげもんめぐり」とあわせて、ぜひお楽しみください。
期間は4月13日まで。

 

余談ですが、あのぬりえの道雪が、実は結構お気に入りの私たち史料室スタッフは
こんなものを作ってみました。

 

20140304_07

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戸次道雪ってどんな人?」Tシャツ。

裏はこれ。

 

 

20140304_08

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戸次道雪ってこんな人」

作品展の展示作業にはこれを着よう、と思っていたのですが
さすがに2月の外作業にTシャツは無謀。やむなく断念しました。
4月の撤収作業時には着ているかもしれません。

 

 

果たして第3回イラストコンテストは開催されるのか。
あるとすれば、きっとテーマは満を持して……

気になる方は、立花家史料館公式サイトを時々のぞいてみてください。

▲ページの先頭へ

三柱神社でレプリカ甲冑お披露目式

2013/2/28

今日2月28日は、関ヶ原合戦後に改易されて柳川を離れた立花宗茂が
20年後に再び柳川に領地を得、柳川城に入城した日。

そんな宗茂ゆかりのおめでたい日である本日、
宗茂ゆかりの三柱神社において、
立花宗茂所用甲冑レプリカのお披露目式を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご存知の方も多いとは思いますが
三柱神社の三柱とは、戸次道雪・立花宗茂・誾千代の3人のことです。
その3人の肖像画が見守る拝殿の中、
それもちょうど宗茂の肖像画の下にレプリカ甲冑を配置。

宮司さんにお祓いをしていただいた後、
マスコミ関係の取材を受けました。(甲冑は中央に移動)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこへお散歩中の近所の保育園児が通りかかったので
「殿様の鎧があるよ」と、保育園児にはちょっと難しい言葉で
見学のお誘いをしてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸い先生方が興味を持ってくださったので、
大きい組の子たちが見学することに。
みんな恐る恐る遠巻きに眺めています。
怖いといって逃げ出す子やら、勇敢にも脇差を手に持ってみる子やら。

小さな子たちが地元の歴史に触れる良い機会になりました。
みんな大きくなったら今日のことを思い出してね。
そして立花家史料館に本物を見にいらっしゃい。

 

天気も良くて、暖かくて、
素敵なお披露目式でした。

 

▲ページの先頭へ

ひみつのお茶会

2012/9/25

9月23日(日)。
柳川藩主立花邸 御花 松濤館4階 鶴の間に
怪しげなボードが掲示されました。

20120925_01

「立花宗茂とすごすディープな昼下がり ティーパーティー」

これはいったい何のパーティーなのか?

話はおよそ一ヶ月前に遡ります……

立花家史料館では、twitter公式アカウント開設以来
順調にフォロワー数が増えていきました。
そしてめでたく500を超えた際には、スタッフのみで宴を開催しました。
その後もさらにフォロワーは増え続け
9月6日、おかげさまで遂に1000を突破いたしました。

1000を超えたらお茶会をしよう!
そういう話は前々からあったので、そろそろ1000の大台が見えてきた8月13日、
室長のアカウントでこのような発表がありました。

20120925_02

ちなみに「上谷あさ子」は、室長のtwitter名です。
そして1000を超えた時点で、具体的な日程・場所・応募方法が発表されました。

20120925_03

この「立花宗茂とすごすディープな昼下がり ティーパーティー」(以下、お茶会と略す)は、
室長の個人的なご招待という形式をとりましたので
史料館公式アカウントでの告知はなし(リツイートもなし)。
申し込み受付はtwitter上でのみ。
ですので、会の開催自体をご存知なかった方も多いかもしれません。

スタッフも、どれくらいの参加者があるか、全く見当が付かず、
もし一人もいなかったらみんなでケーキやけ食いの会にしようね
などと言っていたのですが、
いざ蓋を開けてみたら、14名もの参加表明をいただきました。

そしてお茶会当日を迎えます。

お客様には、入口で「合言葉」を言っていただきます。
この合言葉は、お一人お一人違うものが告げられています
しかもそれは立花家家臣の名前。

それぞれご自分の合言葉の席にかけていただくことになっているので
会場は立花家家臣団の会合であるかのような、不思議な雰囲気に。

20120925_14

会場内には、これまでにブログやtwitterで登場したあれこれをご覧いただけるスペースを設置。

20120925_06

例えばこちらは、twitterでときどき触れる「境界線上のホライゾン」や「殿といっしょ」などの書籍。
宗茂や誾が出るところには付箋を貼ってあります。
一度ブログでご紹介したブルーレイディスクも。

20120925_07

こちらもtwitterで紹介した、ポッカコーヒー戦国BASARA缶(全)
すでに中身はスタッフがおいしくいただきました。

20120925_08

こちらは先ほども少し触れた、フォロワー数500突破記念「はなの舞」での宴で獲得した
無双シリーズカードの数々。

20120925_09

ゴッドハンドで引き当てた雷切丸・島津義弘と、いただき物の長光。

20120925_10

コンプリートしたスジャータ戦国武将シリーズ(蓋)と
大江戸鍋祭上映会に持参した「犬」うちわ

20120925_11

展示期間が短く、あまりにも状態がよかったため
捨てるのがもったいなくなった特集展示バナー

20120925_12

そして、出張「今日の宗茂くん」(お迎えバージョン)。

20120925_13

みなさん一通りご覧になったところで、お茶会のはじまり。

これまで立花家史料館が、「宗茂」と名のつくあらゆるものを
網羅的に拾ってきた格闘の歴史や、
今日の宗茂くん、twitter、そして最近始まったfacebookページの話が、室長から語られました。

さらには、肖像画をCGでアンチエイジングした宗茂を紹介。

20120925_2820120925_24

左が肖像画。
右は皺とほうれい線を消して、たるんだ顔のラインをフェイスリフト、生え際をちょこっと前進させた
若き日の宗茂(想像)。

さらに、宗茂が着ていた頃の色合いを想像しながら、具足を修正。
そこに金甲を盛ってみました。

20120925_25

公式行事ではないので、このようなお遊び画像をいろいろ出しちゃいました。

さてティーパーティーというからには、スウィーツが欠かせません。
今回、特別にご用意したケーキがこちら。

20120925_1520120925_16

宗茂の兜ケーキ!
柳川藩主立花邸 御花の目の前にある、黒田屋さんに特注しました。
左の画像は前から、右の画像は後ろから見た図です。
しころ部分も絞り出しで再現。
チョコレート層の内側は、紅茶のスポンジケーキに
宗茂ファンにはおなじみのエピソードにちなんで、栗が入っています。

サーブに慣れていない史料室スタッフには任せておけないと、
サーブの得意なNマネージャー(営業)が自ら進んで執事となり
みなさんにコーヒーと兜ケーキをサービス。

20120925_17

↑出番を待つケーキたち。

ちなみに輪貫部分は、直前にパティシエ氏がとりつけました。

20120925_18

予備の輪っかたち。
ここの部分だけでもおいしい。
いいチョコ使ってますね。

さてお遊び企画とはいえ、
何事にも全力投球がモットーの史料室では
お土産も全力でご用意。

20120925_29

今日の宗茂くんが「粗品」とつぶやく封筒には
ちょっとした資料と、
「西国無双が乗ってます」マグネットステッカー(手作り)。
ステッカーは、出来たそばから手近な金属に貼り付けていたので
制作中は書棚がこのような状態。

20120925_30

西国無双だらけ。

ところで今回のお茶会には、スペシャルゲストがお越しくださいました。
それがこの…

20120925_19

ソーモくん!
……ではなくて
舞台「戦国BASARA3」瀬戸内響嵐で、立花宗茂を演じられる
加藤靖久さんです。

20120925_31

弊社の立花専務と一緒にパチリ。

加藤さんがお茶会にご参加くださった経緯を説明いたしますと
舞台「戦国BASARA3」瀬戸内響嵐の情報を得て
史料館アカウントで次のようなツイートをしました。

20120925_26

するとすぐに、加藤さんから返信があったのです。

20120925_27

あとでご本人に伺ったところによると
名前を出してもらってすごく嬉しかったんです、とのことでした。
「!」の数に、加藤さんの熱い気持ちを感じます。

その後、室長と加藤さんとの間でしばらくやりとりがあり
いつかご来館されるだろうなと思っていたのですが
お茶会の詳細が発表されるやいなや

20120925_04

参戦を表明されました。

お茶会参加者で舞台「戦国BASARA」ファンの方は
宗茂役の役者さんの登場が、とても嬉しかったそうです。
お越しいただいて、本当によかった。

加藤さんは、ツイートの「!」からもわかる通り、お芝居に熱い気持ちを持った方でした。
素晴らしい宗茂を演じられることと、確信しております。
今回の参戦が、役づくりに少しでもプラスになりますように。

さてお茶会の方はというと、2時間ほどでお開きとなり
最後に希望者のみ、室長が史料館の展示をご案内して、無事終わりました。

このたびのお茶会、参加者は女性13名・男性1名(加藤さん除く)と、圧倒的に女性率の高い会でした。
みなさん宗茂以外に本命(武将)がいる、という割には宗茂に関しても詳しい。
楽屋裏トークばかりで、新しい立花家情報などは特にないイベントでしたが
楽しんでいただけたようで、安心しました。
そして主催者側としても、いろいろ参考になるお茶会でした。
二回目以降があるかどうかは……今のところわかりません。

【その後の加藤さん】

地元新聞の取材を受け、
柳川藩主立花邸 御花を満喫

20120925_20

夕暮れ時の川下りを満喫

20120925_21

史料室スタッフと共にお肉を満喫した後は、
夜の中洲の街へと消えてゆきました。

20120925_05

▲ページの先頭へ

祝 トークショー大盛況

2012/5/28

よく晴れた5月27日(日)、柳川藩主立花邸 御花で
イベントが開催されました。

20120528_13

それがこちら(といっても駐車場案内のステカンの画像ですが)。

トークショー「立花宗茂-小説と史実-」

直木賞受賞後第一作で、立花宗茂を描いた『無双の花』を発表された葉室麟氏。
立花宗茂研究の第一人者である、九州大学大学院教授の中野等氏。
このお二人に、それぞれの視点から、小説と史実における立花宗茂のイメージを語っていただきました。

20120528_01

会場は、松濤館2階 元禄の間。
最初の時点で、椅子は208席ご用意しておりました。
この後、この数字が目算違いであったことがわかるのですが、それはさておき。

20120528_02

ステージには、徹子の部屋風セットが。

20120528_03

後ろのお客様はお気づきでなかったかもしれませんが、
テーブルにはきれいな花が飾ってありました。
特に発注したわけでもないのに
イガグリっぽい花が交じっていたのは
もしや宗茂の念か何かが作用したのか。

20120528_04

会場前方には宗茂の肖像画と所用具足のバナーを掲示。
これは展示でときどき使っているものです。
ゲームなどの影響からか、みなさんに人気があるのは
右の「鉄皺革包月輪文最上胴具足」の方。
着装体験用の模造品も、こちらのものを作成します。

20120528_05

会場の外では、売店が出張販売中。
ちなみに、壁にかかっている諏訪原寛幸氏のタペストリーは
売り物ではございませんので、あしからず。

20120528_06

会場前方スクリーンで、宗茂の生涯を紹介するムービーの
エンドレス上映を開始して、13時半に開場しました。

と、ここで緊急事態発生。
最初に208席ご用意と申し上げましたが
開場後15分ですでに満席状態に。
急遽、仕切り壁を取り払って、椅子数十席を追加投入し、
なんとか、みなさまにおかけいただくことができました。
しばらくお待ちいただいたお客様、ご迷惑をおかけいたしました。

20120528_07

てんやわんやしましたが、14時5分には開会。
(写真中カバーのない椅子が、追加したお席です。)
史料室長が進行を務め、トークショーのはじまりはじまり。

20120528_08

実名の変遷についてや、誾千代との関係
また、第3の父としての小早川隆景の存在など
宗茂の人となり、そして魅力を存分に語っていただきました。

20120528_09

「ふつうの人」であり続ける力を持った人、それが立花宗茂なのです。

さてトークショー終了後、10分間の休憩を経て
葉室麟氏サイン会を開始。
今回は、発売日からサイン会までの間に、柳川藩主立花邸 御花において
『無双の花』をお買い上げいただいた方のみを対象といたしました。

20120528_10

それでもこんなにたくさんの方にお並びいただきました。

20120528_11

おひとりおひとりと言葉を交わしながら、サインをする葉室氏。

20120528_12

落款係は史料室長。
ぽちっと押したらサイン完成。

この日、93冊もの本にサインをしていただきました。
最後の方では「自分でもなんて書いてるのかわからなくなる」とおっしゃるほど。

ご参加いただいたみなさまにはお楽しみいただけたようで、なによりです。
葉室さん、中野さん、どうもありがとうございました。
また近いうちに、このような機会がもてたらと思います。
次は誾千代かな?

さてさてここで、サイン会に参加できなかったみなさまに朗報です。
柳川藩主立花邸 御花の売店におきまして
『無双の花』サイン本を先着3名様(おひとりさま1冊でお願いします)に販売いたします。
店頭には置いてございませんので、レジにて合言葉をおっしゃってください。

その大事な合言葉は

20120528_14

恥ずかしさを乗り越えた者だけが
手にできるサイン本が、そこにはある!

▲ページの先頭へ