2024/4/15
宗茂である。
11月27日は、儂が柳川の大名として旧領復帰を果たせた記念すべき日である。
関ヶ原合戦の後、改易し浪々の日々を過ごす事となったのだが、領地を無くし、そして妻の誾千代を亡くし、失意のどん底であったのだが、多くの者に世話になり20年の浪々の日々から、奇跡的に元の領地柳川へ大名復帰を果たす事ができた。
旧領復帰を遂げた武将は江戸時代に唯一儂一人であった。
当世に蘇り、妻誾千代にも再会を果たす事が叶い、誾千代に見せたかった儂の旧領復帰の日を共に過ごす事ができるというのは誠に嬉しい。
そして戦乱の世を生き抜いた我らの物語を、当世を生きる皆に伝えていきたいの。
タグ: 史料館イメキャラ
Posted in 立花宗茂 | 復活の日の神事 ~宗茂 はコメントを受け付けていません
▲ページの先頭へ
2018/1/7
450ぶろぐでは、初めてお目にかかる、
立花家史料館公式イメージキャラクターの立花宗茂である。
新しき年を迎えて清々しい心持で挑んだ、閃光談話(フラッシュトーク)、 いかがであったか。
与えられた時間は短い故、歌っているうちに終わってしまい申した。
ここにその続きを記す。
現在、立花家史料館では特別展「立花宗茂と柳川の武士たち」を開催中であり、
展示資料のひとつに
唐物茶壺がある。名の通り中国方面からやってきたものである。
この茶壺が儂の手に渡った話をした。
これは、太閤様より拝領の茶壺である。誉れの茶壺じゃ。
儂が活躍しておった、江戸時代の初め頃でも、京都の上林家で茶壺に茶葉を詰めてから江戸屋敷に運ばせておったが、
徳川様の天下となり、その御用となる御茶壺が運ばれる時には、特に御茶壺道中と言ってかなり物々しい行列となっていった。
いかなる者であろうともこの御茶壺行列と出会えば、道の端に神妙に控えておらねばならなかった。
そこで、このような歌も歌われたという訳じゃ。
「ずいずいずっころばしごま味噌ずい
茶壺に追われて戸ぴしゃん
抜けたらどんどこしょ・・・・」
やっかいな茶壺道中が通りすぎるまでは、戸を閉めて家の中でじっとしておこうという可笑しな童謡じゃ。
茶壺は、当世ではあまり馴染みの無い道具であるが、儂の若い頃は大変格の高い茶道具であり、自らの格式をも示すものであった。
展示会場にはもうひとつの茶壺があるが、
この瀬戸茶壺は、三代将軍徳川家光様からの拝領品である。
400年を経てもなお、見事な景色じゃ。
タグ: 史料館イメキャラ
Posted in 立花宗茂 | 茶壺と童謡の続き はコメントを受け付けていません
▲ページの先頭へ