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研究者~宗茂生誕450年はホントか?

2016/11/22

柳川古文書館の白石です。

宗茂の生年

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来年2017年が立花宗茂生誕450周年ということですが、これは宗茂が永禄10年(1567)生まれであることによります。

しかし、戦国武将によくあることなのですが、宗茂の生年には永禄10年説以外にも永禄12年説があります(実は宗茂と同年生まれとされる真田信繁(幸村)の生年にも永禄10年説と元亀元年(1570)説があるようです)。

永禄10年説を採るのは「立花事実記」「立斎公御年譜」などで、永禄12年説には『寛政重修諸家譜』や「立斎公旧聞記」などがあります。

 

 では、なぜ今回永禄10年説が採用されているのでしょうか?

 

 実は、宗茂の跡を継いだ忠茂が「亡父七十六才にて死去に候」(「富士谷文書」)と書いた書状が残っていて、宗茂の没年である寛永19年(1642)から逆算すると永禄10年生まれとなるのです。

さらに、写しではありますが、寛永15年(1638)に宗茂が雪斎(十時連貞)に宛てた書状に当時72才である旨が記されていて、この史料からもやはり永禄10年生まれとなります。このように複数の状況証拠から、宗茂の生年は永禄10年としてよいと思われます。

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